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ボンバイエインタビューVol.13/KUSHIDA

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みなさん、こんにちは! 2017年ももうすぐ終わろうとしていますが、今年の新日本プロレスも本当に熱かったですね。<G1クライマックス>をはじめとした季節ごとのリーグ戦などの盛り上がりももちろん、本当に多くのスター選手達がしのぎを削った1年だったと思います。 年明けからタグチジャパンが誕生したり、鈴木軍が戻ってきて荒れたり、内藤哲也選手がG1で優勝して世界中を大熱狂させたり、海外遠征していたYOH&SHOが衝撃の凱旋帰国を果たしたり。振り返ると本当に1年中ワクワクさせてもらった気がします。 そんな中、今回は新日本プロレスのジュニアヘビー級を長年牽引し続け、年明けのイッテンヨン東京ドーム大会でタイトルマッチに挑戦するKUSHIDA選手にインタビューさせて頂きました。実は僕、KUSHIDA選手とは年齢もプロレスファン歴もほぼ同じで、思い出話も含めてすごく盛り上がるインタビューとなりました。

Interview:KUSHIDA

——KUSHIDAさんは確か幼少の頃からプロレスファンだったと伺ったことがありますが、昔から憧れてたレスラーは誰かいらっしゃいますか? やはり、僕は子供の頃からジュニアヘビー級のレスラーに憧れていましたね。ライガーさんから始まって、ウルティモ・ドラゴン、グレート・サスケ、スペル・デルフィン。僕は特にデルフィンさんが大好きでした。最初にプロレスを観たのは1990年の武藤敬司さんの凱旋帰国の試合です。その後、日米レスリングサミット(※)とか見てました。 小学生の頃は背の順でも前から2番目でしたし、当時からヘビー級よりジュニアヘビー級の方が好きでしたね。真似したいポーズや技は、この当時のジュニアヘビーのレスラー達からとても影響を受けました。みちのくプロレスのふく面ワールドリーグ戦を観に福島まで行ったこともありますよ。 ※1990年に東京ドームで行われた新日本プロレス、全日本プロレス、WWF(現:WWE)の合同興行として行われた歴史的な大会。 KUSHIDA ——僕、子供の頃はいつもプロレスラーの真似ばかりしてたんですが、KUSHIDAさんも真似とかされてましたか? めちゃくちゃしてましたね。Tシャツをリメイクしてマスクを作ったりしてました。たぶん、その時作ったマスクが今でも実家に残ってます(笑)。マジックで模様を描いて、それを袋状にしてかぶるので、プロレスごっことかをしてると汗で滲んで顔について取れなくなるんですよ(笑)。 最初は家の中だけの秘密にしてたんですけど、あるとき多摩川で友達と野球するぞってなった時、自転車でそのマスクをかぶって登場したらドン引きされましたね。その時はデルフィンさんのマスクを描いてました。 ——僕は金本浩二さんのローリングセントーンが子供の頃の得意技だったんですが、KUSHIDAさんの子供の頃の得意技があれば教えてください。 ムーンサルトですね。ソファの肘掛けからのムーンサルトプレスだったので、けっこうバク転気味にやってましたが、小橋式と武藤式を使い分けてました(笑)。武藤さんの方がしなやかで距離が生まれるっていう。 KUSHIDA ——子供の頃の得意技のレベルの高さに驚きましたが、その頃から運動神経は良かったんですね。 球技はあまり得意ではなかったですが、とにかく足は早かったです。小学生の頃って足が早い男子がモテたりしますが、僕はいつも周りにプロレス普及活動をしてて。高校に入っても、一番後ろの席で常に『週刊プロレス』と『週刊ゴング』読んでる高校生だったので、プロレス臭がしすぎて全くモテなかったです(笑) ——子供の頃、好きなレスラーの思い出に残っている試合はありますか? えっと、難しいですね……明日聞かれたら違う試合を答えるかもしれないですけど(笑)。やっぱり武藤さんの凱旋帰国試合ですかね。武藤敬司・蝶野正洋 vs. 橋本真也・マサ斎藤。 KUSHIDA ——子供の頃からずっとプロレスラーになろうと思ってたんですか? いや、なれると思ってなかったですね。やっぱり新日本プロレス入門テストのメニューや募集要項を見たりしてると、そもそも募集要項に書かれてる180cm以上なかったですから。あの募集要項を見た時は絶望しますよね(笑)。 でも、プロレス好きな気持ちが僕は溢れてたので、将来どうしたら良いかわからず悶々とした青春時代を送っていました。そんな中でも総合格闘技の練習を高田道場(※)で始めて、試合もたくさん出場させてもらったので、基礎体力や自分の身を守る技術はその頃に自信がついてました。 そしてやっぱりプロレスラーになりたくて、どうしたら良いか考えた結果「メキシコに行くしかない」という結論になったんです。ライガーさんがプロレス雑誌で「背が低いからメキシコに行った」と語っていたのを完全に鵜呑みにしちゃいましたね(笑)。 でも、自分の中ではそこまで大きな決断という意識ではなく、ただ単にプロレスの練習をやりたい、ルチャをやってみたい、という一心で飛びました。 KUSHIDA メキシコに行った時は言葉も全然わからず、知ってるスペイン語といえば「ラ・マヒストラル」「ウラカン・ラナ」みたいなプロレス用語のみ(笑)。メキシコに着いたのが深夜で、天気も大雨だったんですよ。野良犬も多いし、当時は治安も悪かったので怖かったです。 でも練習で認められるしかなかったので、言葉は通じなくても必死に練習に取り組みました。練習で一緒に汗を流して初めてメキシコ人の友達ができるという環境だったんです。 ※1998年に高田延彦が設立したレスリングと格闘技の道場。 ——メキシコ生活では、周りのレスラーとは言葉がわからずコミュニケーションに不自由しませんでしたか? 最初はなかなかこちらから話しかけられなかったですが、歴代メキシコに渡ってた日本人レスラーたちが「おかま」とか「ばか」とか変な日本語をいっぱい教えてたみたいで(笑)。それでみんな変な日本語で話しかけてきてくれたので、コミュニケーションを取り始めるのは早かったですね。 KUSHIDA ——今までほんとにいろんなタイプのレスラーと幾多もの名勝負を繰り広げて来られましたが、デビューから今までで特に印象に残っている試合はありますか? やっぱり最近で言うと10月のオスプレイ戦が強く印象に残ってます。デビュー戦も鮮明に覚えてますが。僕の場合デビューがメキシコだったので、言葉もわからないし、タッグマッチだったんですがパートナーのアドバイスもわからないっていう(笑)。わけがわからないままあっという間に終わってしまったんですけどすごく楽しかったです。片田舎の100人くらいの会場だったんですけど、会場の子供達も日本人の僕をすごく応援してくれて。 ——メキシコに渡られてからのデビュー、確かすごく早かったですよね? めっちゃ早かったです。たぶん2ヶ月くらいでしたかね。受け身や関節技などの基礎ができてたからかもしれないですね。ただ、さすがメキシコってすごいなぁって思ったのが、メキシコに着いた初日、プロレスを習いに来た僕に向かって、コーチが「子供達に教えてくれ」って言ったんですよ(笑)。コーチが道場の一角でタコス屋を経営していて、店番しないといけないからって(笑)。このままずっとここでコーチさせられるのかって一瞬思いましたね。 KUSHIDA ——以前ライガー選手と話してて教えてもらったんですが、プロレスラーって絶対負けた試合の方が覚えてるっておっしゃってました。10月のオスプレイ戦が印象に残っているのもそういう事ですかね? 絶対にそうだと思いますね。僕も9:1くらいで負けた試合の方が覚えてます。負けた試合の方が思い返すし、勝った試合はすぐ記憶から抹消されます(笑)。でも、そういう負けん気の強い人の方が長くプロレスラーを続けられるのかもしれません。 ——前回の1.4では非常に悔しい思いをされたと思いますが、あの時の心境などは何かありましたでしょうか? 1.4の前はずっと連勝防衛を続けていて、髙橋ヒロムが帰ってきた時に受けて立てる状況は作れていたので、負けはしましたが自分の気を引き締め直す良いきっかけにはなりましたね。 ——今回の1.4では初の4wayマッチとなりますが、何か作戦や特に要注意している相手、秘策はありますか? 4wayマッチは今まで何度もやったことあるんですが、まあ間違いなく僕のスタイルには合わないですよね(笑)関節技もすぐカットされるので使えなくなったりするし。でも新日本プロレスのIWGPジュニアヘビーのタイトルマッチとしては史上初の4wayマッチなので、すごくワクワク感はあります。 ヒロムは1年前にやられているので同じ場所でやり返したいという気持ちはありますし、ウィル・オスプレイはせっかく僕からベルト獲ったのにあっさり獲られやがってという思いもありますし。でも、やっぱりチャンピオンから3カウントとりたいですね。他の人から3カウントとってもルール上はベルト奪取にはなるんですけど、僕はチャンピオンのマーティー・スカルから3カウントとりたいです。 KUSHIDA ——全然プロレス関係ないですが、いろんな人から「KUSHIDAさんに会ったら絶対聞いてくれ」って言われてる質問がありまして(笑)。大好きでいらっしゃる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の1、2、3、どれが1番好きですか? (即答で)2です! やっぱり2の未来感! 今の映画だとCGで何でもできて凄すぎるって思うんですけど、あの映画は80年代の映画の中で頑張って未来感を出そうとしていて、すごくグッとくるんです。そしてその内容が今の実際の未来とずれてないところがすごいんですよね。iPad触ってる時とかamazonで注文する時とか、Suicaでピッとする時とか、あの映画の世界観を感じてニヤニヤしてしまいます(笑)このまえホバーボードも発明されてたので、いつかあれに乗って入場したいです。
以上、KUSHIDA選手へのインタビューでした。プロレスの話ももちろんすごく興味深かったですし、ずっと気になってた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の話も聞けて嬉しかったです(笑)。 いよいよイッテンヨンまで約1ヶ月となりましたが、毎年プロレスファンからするとイッテンヨンが終わらないと年が明けないんですよね。イッテンヨンはプロレスファンの初詣だと思いますので、ぜひ皆さんも会場で歴史的な瞬間の目撃者となりましょう。僕も会場にいますので見かけたらぜひお声がけください。次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 KUSHIDA

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WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム

2018.01.04(木) OPEN 15:30/START 17:00 東京ドーム 対戦カードなど詳しい情報はこちら 詳細はこちら

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ボンバイエインタビューVol.14/クリス・ジェリコ

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クリス・ジェリコ
みなさん、こんにちは! 日本最大のプロレスの大会、新日本プロレスの<WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム>まで残すところあと数日となりました。タイトルマッチだけで7試合という盛りだくさんの対戦カードの中、今回はものすごい黒船が来日するということで話題沸騰中ですね。 その選手とは、世界的スーパースターのクリス・ジェリコ選手。そしてジェリコ選手とベルトを懸けて闘うのは、こちらも新日本プロレスが誇る世界的なレスラー、ケニー・オメガ選手。もう楽しみすぎて、プロレスファンとしては闘う前からドキドキが止まらない一戦になっています。 先日の福岡大会に突如現れケニー選手を襲撃・流血させ、翌日の記者会見でもケニー選手との乱闘で荒れに荒れていたジェリコ選手。 そんなジェリコ選手に、この度インタビューさせて頂くことができました! とても貴重なお話がたくさん聞けましたので、ぜひご紹介したいと思います。それではいってみましょう!!

Interview:クリス・ジェリコ

——久々に日本に来られて、まず何かされたことはありますか? 日本に来てすぐ福岡でケニーを襲撃して、そして翌日にケニーに襲撃されたね。今回は観光のために来た訳ではなくビジネスの為に来たので特にどこかに出かけたりはしてないけど、日本では毎回楽しい時間を過ごしているよ。だから今も楽しい。でも、何をしてても(微笑んで)おまえには関係ないだろ? クリス・ジェリコ ——日本にはけっこう頻繁に来られてますよね? 実はさっき数えたら今回が51回目だったよ。だから次の東京ドームで52回目になるね。 ——日本で好きな食べ物はありますか? 日本の食べ物で好きなのは焼肉。実は日本のような焼肉ってアメリカにはあまりないんだ。だから、新しいビジネスとしてアメリカでクリス・ジェリコ焼肉レストランをやろうかなと思ってるよ。 ——日本で好きな場所はどこですか? やっぱり一番過ごしているのは東京だから、東京の街が好きかな。前回来たのはWWEの日本公演の時だけど、その時は友達と六本木で遊んでて、すごく楽しくて飲みすぎたよ。WWEの巡業は友達と何日間か海外で過ごすからパーティーみたいな側面もあるんだ。 だからビジネスとして来た今回は、WWEの巡業の時とは全く心境が違う。7月に来たクリス・ジェリコと今回来日したクリス・ジェリコは全く別人だと思うよ。 クリス・ジェリコ ——日本のプロレスはよくご覧になられますか? 最近日本では新日本プロレスを中心にすごくプロレスが盛り上がっていますが、それに関して思うことはありますでしょうか。 日本の試合は観ないけど、記事を読んだりして情報収集はしてる。日本の盛り上がりは素晴らしいことだと思うよ。新日本プロレスが「単なる日本のプロレス」ではなく、世界規模になってきているってことだよね。 例えば、僕はホラー映画が好きなんだけど、アメリカでは「Jホラー」というジャンルがあるんだ。だから、日本のホラー映画はアメリカでもよく観てる。あとはX JAPANみたいに日本のバンドだけど世界的に活躍してるバンドもいる。 だから新日本プロレスも日本のレスリングスタイルとして、日本だけのものではなく、世界に広がっていると思うよ。 ——以前は日本の団体にも所属されて活躍されてましたが、アメリカに行っても連絡を取り合っている日本のレスラーはいますか? 邪道と外道かな。実はあの2人とは1993年にメキシコで会ったのが最初なんだ。その時は2人とも一銭も持ってなくて、ランチを奢ってあげたよ。 クリス・ジェリコ ——日本の団体に所属していた時とアメリカに渡ってから今までを比べると、日々の過ごし方やトレーニング面など、何か違うことはありますか? まだ20歳だった1991年10月に初めて日本に来てFMWという団体に入って。その頃は若かったから道場でのトレーニングはしてなかったことかな。 ——ケニー・オメガ選手に関してはどのような印象を持たれてますでしょうか。 偉大な、素晴らしいレスラーだと思う。数年前はまだケニー・オメガを知っている人はそんなにいなかっただろ? でも今は新日本プロレスを代表するレスラーとして、みんなが彼を知っている。新日本プロレスは幸運だと思うよ。なぜなら、フィン・ベイラー(新日本プロレス所属時のリングネームはプリンス・デビット)から始まって、AJスタイルズがいて、今はケニー・オメガがいる。 こんなに素晴らしい3人の外国人トップレスラーが活躍したのだから、やっぱり新日本プロレスは幸運だよ。この3人がいたからこそ、新日本プロレスが世界中に広がっていったと思うんだ。 クリス・ジェリコ ——ケニー・オメガ選手の試合は何回かご覧になったことはありますか? 1度もないし、観る必要もない。自分の信頼できるところから彼の話を聞いているのでそれで充分。彼とほんの一瞬だけど福岡のリングで一緒に立っただろ? たぶん1分程度の短い時間だったけど、リズムとかタイミングみたいなフィーリングは感じたよ。だから、彼がどれだけ素晴らしいレスラーかってことは、充分に体感してるんだ。もちろん僕の方がより素晴らしいレスラーだけどね。 ——日本最大のプロレスの大会でのタイトルマッチになりますが、何か試合に向けて考えていることはありますか? <WRESTLE KINGDOM 12>は、日本最大のプロレス興行というのはもちろんだけど、世界中で見ても<レッスルマニア>(※)の次に大きなプロレス大会だと思う。だからこそ、やはりこの大会は特別なものだし、自分が出るに値するものだと思った。 そして、ドリームマッチとしてその大会のメインイベントになれるかもしれない。誰もこんなことになるって思ってなかったよな。そんな世の中を驚かせる展開も、自分が出場を決めた理由の1つでもあるんだ。 ※レッスルマニア:アメリカのプロレス団体WWEが主催する世界最大のプロレスイベント。 ——WWEでもすごく多くのタイトルを獲ってこられましたが、IWGP USヘビー級のベルトを獲った際の展望などはありますか? もう、ケニー・オメガが持っているベルトというだけで既に価値は高いと思う。でも、僕にとってベルトはただのおまけで、ケニー・オメガと闘って勝つというのが本当の称号になるんだ。彼がもしベルトを持っていなかったとしても、今は彼と闘うよ。 クリス・ジェリコ ——ジェリコさんといえば、FOZZYというバンドでボーカルを務められて、今年リリースした『Judas』が大ヒットを記録していますが、直近の活動計画は何かありますか? そう、実は『Judas』はFOZZY結成以来最大のヒットを記録したんだ。アメリカのロックラジオチャートで10週間もトップ10に入って、YouTubeのMVは1200万ビュー近い数を記録したし、アルバムは10万枚も売れた。音楽を買う人がいない今の時代にこれだけの数字を叩き出せたのは、本当にすごいことだと思う。 だから、まずはこれを続けていくことが大事だと思ってるよ。そして、ぜひ来日公演をしたい。不思議と、バンドとして日本に来たことが1度もないんだ。1月4日の東京ドーム大会では、より多くの人にクリス・ジェリコという人物を知ってもらって、FOZZYとしても日本に来たいと思っているよ。 ——その大ヒットした『Judas』という曲ができた時のきっかけや構想はありますか? おそらくヒットした要因でもあると思うんだけど、あの曲はコンセプトが非常におもしろくて、すごくいろんな人が共感できる歌詞になってるんだ。聖書の話をすると「Judas=ユダ」はキリストを裏切った人なんだけど、この曲の中ではみんなの心の中に潜んでいる「Judas」の話をしている。 たまに間違った決断をしてしまう、それに気づいた時に自分の決断を裏切るかどうか迷う、そういう自分の中の「Judas」の話を歌詞にしていて、みんなが自分自身に重ねやすい歌だと思う。 クリス・ジェリコ ——最近よく聴いているミュージシャンはいますか? ビートルズが大好きだよ。あとはメタリカ、アイアン・メイデン、AC/DCが好きかな。新しいバンドだと、アヴェンジド・セヴンフォールドとか、ストーン・サワーが好き。あとKISS。 ——影響を受けたアーティストだと誰になりますかね? いつも言うのは、メタリカとジャーニーが結婚して子供が産まれて、AC/DCに乳母として育てられたのが「FOZZY」なんだ。 ——日本でも好きなアーティストはいますでしょうか。 まずはX JAPANだね。あとLOUDNESS。LOUDNESSとはニューヨークで一緒にギグをやったよ。今でも僕の家に「LOUDNESS with FOZZY」のポスターが貼ってあるんだ。1991年日本に初めて来たとき、日本のバンドの音楽を探しにレコード屋に行ったんだけど、ちょうどその時にX JAPANの『SILENT JEALOUSY』が出た頃で、その曲のカセットテープを買ったんだ。 だから26年間もX JAPANのファンということになるね。1992年のFMW横浜大会では自分の入場曲を“SILENT JEALOUSY”にしていたし。2年前、イギリスのショー番組の司会をやったんだけど、隣の控室がX JAPANのYOSHIKIの控室だったから、仲良くなってメールアドレスを交換したんだ。彼は「僕のこと知ってるの?」って驚いてたけどね。 クリス・ジェリコ ——FOZZYというバンド名に込められた意味はありますか? そんなに意味はないんだけど、初めはここまで本格的な活動は想定せずに、自分が楽しむためのバンドを作って「Fozzy Osbourne」という名前をつけた。「FOZZY」ってマペットみたいな意味なんだけど、有名になり始めてからは「FOZZY」というバンド名に変えたんだ。最初は「X」だったのが後に「X JAPAN」になったのと同じだね。 ——FOZZYとしての目標を教えてください。 やっぱりまずは来日公演。これは自分に課せられた使命だと思っていて、その実現に向けてすごく情熱を注いでいる。自分が決めたことに全力を注ぐと、それは実現するんだ。きっと近々実現してみせるよ。 クリス・ジェリコ ——それでは最後に。プロレスラークリス・ジェリコとして、FOZZYとして、日本のファンにメッセージをお願いします。 みんな、やはり特別なものには自分も関わりたいと思っているはずだよ。イッテンヨンという大会はそれに値する素晴らしい大会だと思うから、まだプロレスを観たことない人もぜひ観に来てほしい。もうこんなに素晴らしい闘いは二度と見られないと思うし、新日本史上にもない、世界を巻き込んだ素晴らしい試合になるから。日本だけでなく、アメリカも世界も、みんな今度のジェリコ vs オメガを話題にしている。 もし、2018年に1度だけプロレスを観に行くとすれば、それは間違いなく1月4日の<WRESTLE KINGDOM 12>に来るべきだ。次の日に、みんなが「観た? 観た?」って<WRESTLE KINGDOM>の話をしているのに、その話に入れなくなってしまうことが無いようにしよう。見逃すとものすごく後悔をすることになると思うよ。
以上、クリス・ジェリコ選手へのインタビューでした。先日の襲撃や記者会見での乱闘もあり、僕が本当に尊敬するレスラーの1人でもあり、実際お会いするとオーラもすごくて、実は今までのインタビューで1番緊張しました(笑)。 ジェリコ選手に「君のマスクネームは何?」と聞かれて「ダゼー・ファンク Jr.!」と意気揚々と答えた時に笑ってくれたのも良い思い出になりました。実は、外国人レスラーは僕の名前を聞くとみんな笑うので、自己紹介がテッパンネタなんです(笑)。ドリー・ファンク Jr.パイセンのおかげで助かってます、はい! いよいよイッテンヨンまでもう少し。日に日に緊張感も高まっていってますね! もうイッテンヨンまで待ちきれないくらい、僕もワクワクしています。ぜひ皆さんも東京ドームへ足を運んで頂き、歴史的瞬間を一緒に観て盛り上がりましょう!! 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 クリス・ジェリコ

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帝王・高山善廣

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196cm、125kgという巨体だけではなく、その風貌やオーラでも圧倒的な存在感を放ち、「帝王」と呼ばれ続けているプロレスラー、高山善廣選手。 今日はそんな高山選手で皆さんとボンバイエしたいと思い、このコラムを書きました。現在、頸髄損傷という厳しい怪我のリハビリと闘い続けている高山選手。このコラムが少しでもそんな高山選手の応援になったら嬉しいです。 僕が高山選手を初めて知ったのは小学生の頃。当時UWFという団体に所属していた高山選手が新日本プロレスに乗り込んできて、そのまま新日本vs.UWFの全面戦争になった時でした。 高山選手よりもこの時からここまで変わる飯塚選手に驚いた方もいるかもしれませんが(笑) この当時はまだそんなに高山選手に帝王感はなく、どちらかというとUWFの選手らしくスピード感のある打撃と関節技が得意な選手でした。 UWFインター解散後は色々とあり、全日本プロレスに参戦することになった高山選手。その頃に結成された歴史的なタッグチームが大森隆男選手と高山善廣選手のタッグ「NO FEAR」。 僕も中学生時代、廊下でプロレスファンの友達に会うと「NO FEAR!!!!」と挨拶をしていました。今年6月に行われた小橋建太さん主催大会の記者会見でも、高山さんの元気な「NO FEAR!!!!」の掛け声が生で聞けて嬉しかったです。 それでは、名タッグNO FEARの名試合をご覧頂きたいと思います。
その後、高山さんは三沢光晴さんと共にプロレスリング・ノアの旗揚げに参加されます。ここから続けて2試合、僕が子供の頃から憧れていた三沢光晴さん・小橋建太さんとのシングルマッチをご覧頂きたいと思います。
それからフリーとなった高山選手は総合格闘技PRIDEへの参戦を始めます。この頃はPRIDE全盛期。アントニオ猪木さんの引退試合の相手でもあるドン・フライとの歴史的一戦は、プロレスや総合格闘技を知らない人にも有名な、本当に歴史に残る殴り合いとなりましたよね。この試合は本当に格闘技界の「帝王」の名を裏付ける試合となった気がします。そして、先日放送されていたAKB48グループの『豆腐プロレス』でもこのシーンの再現があり、僕はすごくテンション上がりました(笑) 現在、新日本プロレスで猛威を振るっている鈴木みのるボスが率いる「鈴木軍」。最近プロレスファンになった方にはあまり知られてないかもしれませんが、高山選手は共にIWGPタッグ王者に輝いた鈴木みのる選手の名タッグパートナーであり、昔は鈴木軍の一員となったこともありました。それでは、盟友鈴木みのる選手とタッグを組んだ試合を2試合ご覧ください。
高山伝説の軌跡、いかがでしょうか。これほどプロレス界・格闘技界に歴史を残している「帝王」高山善廣選手。先日、試合中の怪我で頸髄損傷となり肩から下が動かない状況で、現在は厳しいリハビリ生活と闘い続けています。高山選手を応援する「TAKAYAMANIA」という会も発足し、各団体の協力のもとで募金活動が始まっています。先日、TAKAYAMANIAに関する記者会見が行われましたが、普段ものすごく怖い鈴木みのるさんが涙を流しながら「普段、人をぶん殴ってるクソ野郎が何を言っても響かないと思いますが、俺なんてどうでもいいんで、高山善廣に勇気をたくさんもらったと思うので、ぜひ皆さん力を貸してください。」とおっしゃっているのには、プロレスファンみんなが本当に心を打たれましたね。ぜひご賛同頂ける方は募金のご協力を頂けると嬉しいです。
高山善廣オフィシャルブログ みんなで高山選手を応援して、また元気に登場してくれるのを待ちましょう!!数々の修羅場を乗り越えてきた高山選手ならきっと戻ってきてくれるはずです!次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 みちくさボンバイエ バックナンバー

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月火水木キン肉マン!まさに実在する超人たち。

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ゆでたまご先生の代表作「キン肉マン」。僕は子どもの頃からキン肉マンが大好きでした。牛丼を知ったのもたぶんキン肉マンだし、「女房を質に入れてでも……」という風情ある独特な解説で「質屋」というものを知ったのもキン肉マンだったと思います。超人たちが繰り出す必殺技はどれも凄まじく、プロレスで存在する技もキン肉マンオリジナルの技もありますが、実際にプロレスラーがキン肉マンの超人と同じ技を使ってくれると、すごく嬉しかったのを覚えています。ということで、今回は実際にプロレス会場で観ることができるキン肉マンの必殺技でボンバイエしたいと思います。

キン肉バスター

まずはこれを紹介しないといけません! キン肉マンの必殺技キン肉バスター! この技でどれだけのドラマが生まれたことか……子どもの頃、プロレスごっこで真似しようとしてましたが、なかなか子どもにはできませんでした(笑)実際に使ってるレスラーは何人かいますが、今回紹介するのはゆでたまご先生公認の使い手、プロレスリング・ノアのモハメド・ヨネ選手。体の大きなパワーファイターのヨネ選手だからこそキン肉バスターがすごく絵になりますね。迫力満点のキン肉バスターをぜひご覧ください。この試合でキン肉バスターをくらうのは、ノアマットにあがっていた若き日のEVIL選手。すごく貴重な試合です! NOAH - Yuji Nagata & Takaaki Watanabe vs Muhammad Yone & Yoshinari Ogawa

タワーブリッジ

次にご紹介したいのがロビンマスクの必殺技タワーブリッジ。ご存知の通りプロレス技で言うアルゼンチンバックブリーカーですが、ロビンマスクの場合は出身地イギリスのタワーブリッジに見立ててこう呼ばれていました。実は僕、このロビンマスクが一番好きな超人だったんです。そしてアルゼンチンバックブリーカーといえばこのレスラー、そう、中西学選手ですね! 中西選手も先ほどのヨネ選手と同様、体の大きなパワーファイターなのですごくこの技が似合います! 2010.05.15 NAKANISHI vs HONMA

キャメルクラッチ

ブロッケンマンの体を上半身と下半身の真っ二つに引きちぎってしまった、強烈なラーメンマンのキャメルクラッチ。あのシーンはキン肉マンの中で最も衝撃的なシーンの1つだと言えるんじゃないでしょうか。大量の血しぶきが飛んでてダゼー少年にはショッキングすぎたシーンだったので、鮮明に記憶に残っています。それでも小学生の頃、じゃんけんで勝った方が関節技を10秒間かけられるというゲームをいつも友達とやっていたんですが、僕は卍固めや4の字固めと並んでこの技をよく使っていました。あまりフィニッシュ技として使用するレスラーがいないので誰のキャメルクラッチを紹介するか迷ったんですが、僕が当時よくお手本にしていたブラックタイガーのキャメルクラッチを紹介したいと思います。 1994/04/16 Eddie Guerrero vs Chris Benoit

スピニングトーホールド

僕が思う最もイケメンな超人が、キン肉マンの1番の親友でもあるテリーマン。そのテリーマンの必殺技の1つが、このスピニングトーホールド。その技を使うレスラーといえば・・・そう!正解!!我らがドリーファンクJr.パイセンですね!!今でも現役バリバリのドリーパイセンのこの技を生で見れた時は、本当に感動のあまり泣きそうになりました。それでは、ドリーパイセンが超獣ブルーザー・ブロディに放ったスピニングトーホールド、とくとご覧くださいませ。 Bruiser Brody vs Dory Funk Jr.
いかがでしたでしょうか。他にもレッグラリアットやテキサスクローバーホールド、カーフブランディングなど、プロレス会場で観れる超人たちの必殺技はたくさんありますので、キン肉マンファンでプロレスを見たことない方はこれを機にぜひプロレスを見てみてくださいね。ちなみにもうすぐハロウィンの季節ですが、ノアの丸藤正道選手が紹介するキン肉マンマスクの記事を見つけました! ロビンマスクになってる女性を見たらキュンとしてしまいそうです(笑) 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 バックナンバー

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ボンバイエインタビューVol.11/ASUKA

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皆さん、こんにちは! 昨年から今年にかけてWWEの中邑真輔選手、フィン・ベイラー選手、ヒデオ・イタミ選手、カイリ・セイン選手にインタビューさせて頂きましたが、なんと今回はWWE女子を引っ張る絶対的な存在、ASUKA選手にインタビューをさせていただきました。 2年前にアメリカに渡り、なんとデビューして無敗のまま連勝記録と最短記録を更新して、チャンピオンベルトを手にしたASUKA選手。チャンピオンとしての防衛記録も更新してWWEの歴史にしっかりと名を刻み、本当に今のWWE女子を引っ張る存在になっていますね。他の日本人選手の活躍ももちろん、ASUKAさんの活躍は日本人として本当に嬉しく、誇らしく思います。 ASUKAさんといえば、入場から素晴らしいパフォーマンスで会場中の観客を魅了しますし、試合での打撃や関節技のテクニックも本当に素晴らしい! このASUKAさんにしか出せない華麗な日本モチーフの世界観。 僕が最近、見た瞬間「巧い!!」と叫んだこのシーン。 先日、RAW(※)で華々しいデビューを勝利で飾ったASUKA選手。アメリカでデビューして約2年経った今、色々と責任や期待も増えて、今ASUKAさんが考えることやオフの日の過ごし方など、素敵なお話がたくさん聞けましたのでご紹介したいと思います。前段が長くなってしまいましたが、それではいってみましょう!! (※WWEが毎週放送するテレビ番組の1つ。現アメリカ大統領のドナルド・トランプも1日だけそのオーナーと務めた事がある。)

Interview:ASUKA

——まず、RAWでデビューされた今の率直な気持ちを聞かせてください。 WWEの女子の部門は私によって完成させるぞっていう意志が非常に強くなりましたね。デビューが決まった事が発表されて、その後CMや公式ホームページに載ったり、WWEネットワーク(※)で私の特集が組まれたりして、それだけWWEが私に期待をしているというのを感じる事ができました。デビュー戦もオープニングマッチという大事な試合だったので緊張もしましたが、しっかり魅せなきゃと思って臨みました。私に求められてるのは試合のリアリティだと思いますが、その辺はRAWにデビューする前とそんなに変わってない気もしてます。(※WWEが運営する有料インターネットテレビ局) ——RAWに上がると自分で何時間もかけて会場や宿に移動しないといけないと聞きましたが。 そうですね、移動はけっこう大変です。自分で運転もしないといけないですし。NXT(※)の時はまだこれからの選手が多いので、なんでも与えられてたというか。バス移動もそうですしホテルもそうですし、なんか学校に近いものがあったのでしっかりサポートしてくれてましたけど、RAWになると「あとはもう自分でやってくれ」という感じで、試合以外の部分ではだいぶ違いはありますね。(インタビュー日は)デビューして2日しか経ってないので、まだそんなに違いがわかってないですけど(笑)。 ——実際にRAWに上がってこれからの目標はなんですか? 目標はやはりチャンピオンベルトです。RAWのベルトはWWEに入団した目標の1つでもありますし、手にしないといけないと思っています。あとは男子のトップ選手の試合内容に負けない試合をすることも、今まで以上に追求したいと思っています。 ——アメリカに渡ってちょうど2年くらいになりますが、ご自身の中で何か変わったことはありますか? 心境としてはそんなに変わってないですかね。闘い方に関しても、WWEのスタイルに合わせながらも自分が日本で培ってきたものを活かそうとしているので、そんなに変えてはいないと思います。ただ日々のトレーニングで、いつもコーチがついてしっかりと指導してくれるという意味では日本にいた時と環境は変わっていますかね。コーチは、試合の映像を見ながら注意などもしてくれます。食生活に関しても、脂肪を取らなさすぎると体に負担がかかるので、日本にいた時からバランスの良い食事を心がけていて、今もそこまで変わってはいないです。 ——先日、Twitterで銀座周辺の行きたいお店をたくさん投稿されてましたが、今一番行きたい日本のお店ってありますか? 私が住んでたところがちょうど銀座周辺だったので(笑)そうですねぇ、やっぱり築地のお寿司ですかね。どうしてもアメリカの日本食ってなかなか本物が無かったりするので、本物のお寿司が食べたいです(笑) ——僕も行動範囲がけっこう近いので、Twitter見た後にASUKAさんがあげてたお店いくつか行きました。 あっ、ほんまですか!?ありがとうございます、良かったです(笑)。 ——ASUKAさんの中で、いつも頭に置いてる座右の銘みたいなものってあるんですか? 座右の銘ですか…座右の銘と言うか、とにかく「世界一になる」という事しか考えてないです(笑)。 ——NXTでは無敗のままRAWに上がったわけですが、RAWでの周りから視線はいかがでしょうか。 周りの視線は、やはりリスペクトされているなぁと感じますね。NXTで「Women’s Revolution」と呼ばれる女子の革命がスタートして、シャーロットやサーシャ、ベッキー、ベイリーの人気4選手が昇格するタイミングで入団したのが私なんですよ。だから、入団早々1人でNXTの女子を支えないといけないというのが私のミッションだったんです。その時は失敗したらほんまに信用失うなという気持ちはありましたが、でも1人で4人ぶんの勢いと盛上がりを維持して、人気選手になって実力を証明して信頼を得るという事を成功できれば、あらゆるものを手にできるだろうと思ってました。実際にチャンピオンになって歴代連勝記録も更新できてWWEの歴史に自分の名を刻むきっかけを作れたんですが、そういった結果が周りの意識を変えてくれたんじゃないかと思います。今は「歴史を背負う」ということに関して責任を感じています。 ——よくNXTのリング上では大阪弁で話してらっしゃいましたが、そのスタイルはRAWでも続けていきますか? あれはもう自分の気持ちそのものなので。敢えて英語で言うよりも自分の言葉で言った方が私の本気を感じてもらえると思いますし、それは必要な事だと考えています。 ——今1番試合してみたい選手は誰ですか? 今までNXTで試合したことないのがサーシャ・バンクスなんですよ。やはりサーシャとの試合はおもしろそうやなっていう興味はありますね。あとは、タイトル持ってる選手とはやりたいです。現役の選手に限らず男子も含めて自由に決めてよければ、トリプルH、AJスタイルズ、スティング、それから……ビンス・マクマホン(笑)。 ——毎日試合とトレーニング、移動が大変であまりオフはないかもしれませんが、オフの時などにリフレッシュされている事って何かありますか? 趣味で言うとゲームをする事ですし、リフレッシュだったらマッサージに行ったりお風呂に入ったり、そんな感じですかね。ゲームのタイトルだと、発売されたばっかりの車のゲームなんですが「グランツーリスモ」を最近やってます。あとは私、WWEのゲームが出たらすぐに買ったんですが、ゲームの中でこのまえのデビュー戦のエマと闘って、秒殺で勝ちました(笑) ——WWEのゲームでは、やっぱりご自身を使われるんですか?(笑)。 もちろんですね!あとは自分が勝てそうなルールでやったりとかしています(笑)。 ——最後に、日本のファンに向けてメッセージをお願いします。 私がどんなに活躍しても、やはり日本からは遠い異国の地での出来事ですし、ニュースなども英語なのでなかなか情報を頻繁に入手するのは難しいかもしれませんが、今後日本もまだグローバル化が進むと思いますし、さっきも言ったように私は英語だけじゃなくて大阪弁もがっちり使って、大阪弁の威力を世界的に魅せつけてますんで(笑)ペイパービューでは日本語の解説も付いてたりしますし、WWEは英語が中心なのを気にせずにWWEネットワークなどを通して私の活躍を観てくれたらと思います。 以上、ASUKAさんのインタビューでした。「今は歴史を背負うということに関して責任を感じています。」というASUKAさんの発言には本当に痺れました。ゲームで自分を使って今度の対戦相手を秒殺するところにも、なんだか明るいASUKAさんらしさを感じて嬉しかったです(笑)先日のWWE日本公演でも来日してくれたASUKAさん。これからの活躍にも期待しつつ、次の日本公演での来日を楽しみに待ちたいと思います。次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。(WWEのオフィスに置いてあったASUKAさんのフィギュアと記念撮影) バックナンバー

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ボンバイエインタビューVol.12/引退後の平柳玄藩さんに会ってきました。

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ちょうど1年ほど前、プロレスリング・ノアで「悪童」と呼ばれた平柳玄藩さんが引退されました。 現役時代は数々の選手の急所をわし掴みにし、顔面に唾を吐きかけていき、頭脳的な反則攻撃で「悪童」の名をほしいままにしていた玄藩さん。 まずは最近プロレスファンになった方の為に、そんな玄藩さんの現役時代の試合をご紹介したいと思います。丸藤選手と中嶋勝彦選手が急所攻撃と唾攻撃の餌食になってしまった試合です。
玄藩さんは元々レスリングを経験し、一度社会人経験を経てノアに入団しました。師匠はあの四天王の1人、田上明さん。デビュー当時は田上さんと同じ赤色のタイツをはいていました。悪童としてリングを荒らしまくっていた玄藩さん、引退後はなんと外資系保険会社の営業マンとしてバリバリ働いてらっしゃると聞き、そのギャップを確かめに会いに行ってきました!

Interview:平柳玄藩

——それでは、早速インタビューしていきますので、スイッチ入れてもらっても良いですか?笑 オッケーオッケー、スイッチ入れるのでちょっと待ってくださいね。 ……。 平柳玄藩 ………。 平柳玄藩 ……………ぐがぁ~~。 ——玄藩さん、起きて!!! 笑 おっと、すいませんすいません。もうスイッチ入ったので大丈夫です。 ——学生時代はレスリングをされてらっしゃいましたが、その当時からプロレスは好きだったんですか?憧れてたレスラーとかいたら教えてください。 もちろんプロレスは好きでしたね。僕、実は新日本プロレスからファンになってて、好きだったのは蝶野さんでしたね。しかも、黒タイツになる前の白と紫のタイツとかはいてた蝶野さんが大好きだったんですよ。 でも、友達から全日本プロレスのことを教えてもらって、それ以来全日本プロレスばかり観るようになりました。全日本だと1番最初に憧れたのは川田利明さん。 平柳玄藩 ——レスリングを始められたのは、やはりプロレスラーへの憧れがきっかけだったんでしょうか。 そうですね。当時三沢さんとかを見てて「プロレスラー目指すならレスリングやってた方が良いんだろうな」と思って、レスリング部がある高校に入ってレスリングをやってたんですけど、「レスリング辛ぇなぁ……俺弱いし……普段遊んでる方が楽しいし。」と思って、高2の途中から部活も行かなくなって友達と遊んでばかりいたんです。 いつしかプロレスラーになるという夢も消えていって普通にとある警備会社に就職したんですよ。プロレスラー時代の平柳玄藩からは想像もつかないですが、プロレスラーの前後は実はどっちも人を守る職業についてるんです(笑)。 ——そこからまたプロレスラーになろうと思ったのは、何かきっかけがあったんですか? 普通に仕事をしていると日々の不満とかも溜まってきて。そんな時に、学生時代にレスリングで対決をした事もあった丸藤正道さんが全日本でデビューしているのを観て「すげえな〜かっこいいな〜」と思ってました。 そして、ボクサーをやってる高校時代の友人に紹介されてジムに通い始めて、そのうちやっぱりプロレスラーになりたいと思うようになって、体を鍛えて入門テストを受けました。 ——入門テストではどんなことをされたんですか? 腕立て、腹筋、スクワット……本当にきつくて、終わって家帰って1週間くらい体が痛かったですね……ほんときつかった……入門テストもそうだし、新弟子時代の毎日のトレーニングもほんときつかった……。 平柳玄藩 ——入門された後は田上明さんに付かれてましたが、何か田上さんとの思い出はありますか? 付き人の仕事で言うと、たぶん他の三沢さんとか小橋さんより少ない方ではあるんですけど……(ものすごく小声で)めんどくさかったっすよ(笑)。巡業の時とかはよく飲みにいっていたので、田上さんに付いてからは嫌いだった「いも焼酎」も飲めるようになりました。2人でも飲みに行くんですけど、僕も気を使うし緊張もするし、終始無言で飲んでましたね(笑)。 でもある時、田上さんが浅子さんか杉浦さんに「(田上さんのモノマネで)玄藩のやつ、俺と飲みに言っても全然しゃべんねぇんだ」って言ってたって聞いて、その後は頑張って何でも質問するようにしました(笑)。 ——玄藩さんが現役時代に1番記憶に残ってる試合ってありますか? 僕はタッグマッチで相手のタイガーマスクさんをかなり怒らせてた試合が印象に残ってるんですが。 記憶に残ってるのは、2回だけシングルのベルトに挑戦した時ですかね。頭も眉毛も髭も全部金色に染めて、白いタイツで。タイトルマッチに合わせて髪を変えたのは、鈴木みのるさんの真似っすよ(笑)。 ちなみに僕の引退試合の相手も鈴木みのるさん(鈴木軍)でした。タイガーマスクさんは唾を顔面に吐きかけたらめっちゃキレてましたね。マスクでガードされてるから大丈夫だと思ったんですけどね(笑)。 ——その他、何かノアでの思い出ってありますか? 思い出に残ってること……別にないなぁ(笑)。ワハハハハハ(笑)。 平柳玄藩 ——正直、闘ってて「こいつ、マジで強えな」って思ったレスラーっていますか? まぁ、俺以外の全員かな(笑)。でも、ちょっと意外かもしれない話をすると、丸藤さんと杉浦さんだったら僕は丸藤さんと試合する方が怖いんですよね。ファンの人から見ると杉浦さんはごついしおっかないって印象だと思いますが。丸藤さんってイメージ的には飛び技も多くて華やかな印象だと思うんですけど、予測つかない攻撃とかしてくるし。普段から怖い人はこっちも構えてるからいいんですけど、普段は優しそうな丸藤さんの方がキレた時に何してくるかわからない恐怖がありましたね。 ——ノアでの現役時代を経て、引退を考え始めたきっかけを伺えますでしょうか。 プロレスラーになるという将来の夢を叶えはしたんですけど、プロレスラーって人によっては第一線で活躍できる現役期間が短かったりもするじゃないですか。自分自身の活躍や実績に満足していない中で、いざ自分が第一線で闘えなくなった時にまだ働かないといけないかもしれない、そうなったら自分に何ができるんだろうって考えたんです。 家族もいて、子どもも3人いるので、きちんと家族の為に将来のことを考えないといけないなって思い始めたのがきっかけですね。でも1つ勘違いしてほしくないのは、子どもの為に夢を諦めた訳ではなくて、家族との時間を大切にしたいという自分の気持ちで引退を決意しました。 ——引退後、今されているお仕事に関してお話伺えますか? 外資系生命保険会社の営業マンとして頑張ってます。生命保険の営業って生命保険の資格も必要だし、ドル販売の資格も必要だし、1ヶ月の研修期間はかなり勉強しましたね。最初はストレスで蕁麻疹できるし白髪も増えて体重も10キロくらい落ちました。 また、会社での付き合いより家族と一緒にいたいので、仕事が終わったらすぐに家に帰ってます(笑)。よく世間では「イクメン」とか「ベストファーザー」とか言われてますけど、やりたいしやらなきゃいけない子育てを当たり前にやってるだけであって、あんなもんイクメンでもベストファーザーでもなんでもないんですよ。そもそもそんな言葉は存在しないと思ってるし、そんな事を言われて喜んで誇らしげにしてるのを見ると腑に落ちないんですよね。だったらむしろ、子育てで家の中を支えてくれてる母ちゃん達を、イクウーマン、ベストマザーって讃えるべきだろ? と思うんです。 ——家では玄藩さんってどんな感じなんですか? 威厳は無いっす(笑)。長女は小5の女の子だし、だんだん距離ができてる気はしますね。だから下2人もいずれそうなるんだろうなぁって思ってます。 平柳玄藩 ——最後に、引退後の玄藩さんが気になってるファンの方々にメッセージをお願いします。 僕は今、プロレスラーの時よりプロレスしてるなぁって感じてるんですよ。まず、相手も自分で探して会場も自分で決めて、相手のお客様がどんな技を出してくるかわからないけどそれに合わせて自分も適切な技を出していく感覚です。お客様が求めていることをしっかりと受け止めて、適切なプランをご提供しています。 プロレスラー時代は団体のトップ選手が引っ張ってくれてましたけど、今は全部自分でやらないといけないじゃないですか。今になってあの頃トップで引っ張ってくれてたレスラーたちの気持ちがわかってきましたね。丸藤さんとか、KENTAさんとか、杉浦さんとかに「おんぶに抱っこで、あの頃はごめんね」って(笑)。
以上、平柳玄藩さんへのインタビューでした! とにかくインタビュー中も玄藩節が炸裂して面白かったし、現役時代のことも包み隠さず話してくれたので、とても興味深かったですね。また心から家族を大切にされていて、「悪童」という名前とは真逆のすごく素敵な父親像を垣間見ることができました。プロレスというフィールドはなくなりましたが、これからの益々のご活躍を応援したいですね。次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 平柳玄藩 平柳玄藩 『ボンバイエインタビュー』 バックナンバー

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ペイントが倍増させる、レスラー達の超人感。

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みちくさボンバイエ
皆さまこんにちは! ここ最近はインタビューが多くなっていたみちくさボンバイエですが、今回は久々にオリジナルのコラムを書かせて頂きます。いや、決してサボってたわけではなく・・・すいません!! 子どもの頃、いつもプロレスラーの真似をして遊んでいた僕。コスチュームやマスクをダンボールや布の切れ端で作っていましたが、よくやっていた事の1つに「顔のペイント」がありました。最近は昔に比べると少なくなってしまったペイントレスラーですが、僕は幼少の頃からペイントレスラーを見るとワクワクが倍増するんです。その感覚は今でも変わっていないと思います。そして、先日ハロウィンのコスプレで「グレートムタになりたい」という女子がいて、2018年1番キュンとしました(笑)。 ということで、今日は僕が絵の具でペイントを真似していたレスラーを中心に、久々のボンバイエをしていきたいと思います。それでは、いってみましょう!

スティング

みちくさボンバイエ 小学生の僕が1番なりきっていたペイントレスラーがこの人。当時アメリカでトップスターだったスティングは、時々海を渡って新日本プロレスに参戦してくれました。新日のトップレスラー達と名勝負を繰り広げるスティングに、少年の僕には感動の連続だったのを今でも覚えています。190cm以上の長身にマッチョな体格、それなのにものすごく身軽で動きが早く、驚異の運動神経でジャンプ力の高さにも驚きました。そしてもちろん、最高にかっこいいペイント!!今見ても本当に華があるペイントと立ち振る舞いですね。このペイントをいつも真似して、家の中でスティングのように「Wooo!」と叫んでいると、驚いた母親が「な、何!?」と部屋に入ってきたことがありました(笑)。 まずは、そんなスティングの試合をまずはご覧頂きたいと思います。170kgのベイダーを軽々と投げ飛ばすパワーにも注目です!

Sting vs. Vader: Starrcade 1992

グレート・ムタ

みちくさボンバイエ ペイントレスラーと聞いて、このレスラーが1番に思いつく人も多いでしょう。僕がスティングの次に真似をしていたレスラーはこの人、グレート・ムタでした。真っ向勝負を繰り広げる四天王プロレスから入った僕は、グレート・ムタの独特の世界観や、反則技で相手を巧みに翻弄するスタイルに夢中になりました。自分で鏡を見ながら書くので「忍」の漢字が逆になってるところまで、少年なりのこだわりでちゃんと真似してました(笑)それでは、グレート・ムタがアメリカでデビューした時の映像がありましたので、そちらをご紹介したいと思います。

18-3-1989:The Great Muta's NWA/WCW debut

グレート・ムタといえば、当時の新日本プロレスのリングアナ、田中ケロさんの入場コールも独特でかっこよかったですね。ムタの時だけは「〇〇の入場です」ではなく、「見参!」という表現になったり。「差し上げましょう地獄からのお年玉」「首、掻っ切って見せます」「恐怖の悪魔がよみがえる。邪道とやら、地獄へお戻しいたしましょう」など、とても印象的なコールばかりでした。それでは、スティングとムタの夢のような対決をご覧いただきたいと思います。

Sting vs. The Great Muta: WCW/NJPW Supershow 1991

ロード・ウォーリアーズ&ヘルレイザーズ

みちくさボンバイエ アメリカからやってきた、アニマル・ウォーリアーとホーク・ウォーリアーのタッグチーム「ロード・ウォーリアーズ」は本当に衝撃的でした。人間離れしたパワーで圧倒的な強さを見せつけたファイトは、まさに向かうところ敵なしといった感じで、ハルク・ホーガンやランディ・サベージなどのスターと共に、当時良く言われていた「アメリカンプロレス」という言葉の象徴だったと思います。そしてまた、この2人のペイントが本当にかっこよかった。その後、アニマルの代わりに声がかかった佐々木健介さんが、パワーウォーリアーと名乗り結成された「ヘルレイザーズ」も無敵のチームとして猛威をふるっていましたね。僕は特にホーク・ウォーリアーのペイントをして、舌を出して相手を挑発するムーブを真似していました。 それでは、衝撃的な来日を果たしたロード・ウォーリアーズがジャイアント馬場&渕正信組と対戦した試合と、おまけ動画として、バラエティー番組でヘルレイザーズが芸人のラッシャー板前さんと対決した動画をご覧頂きましょう。ロード・ウォーリアーズの入場曲に使われているブラックサバスの「Iron Man」も、これから何が起こるんだろうというワクワクを倍増させてくれますね。

1985 3 11 姫路  ロードウォリアーズ 初来日 第二戦 VS  馬場 渕

Road Warrior Hawk comedy match on a beach?!

白使

みちくさボンバイエ すごく真似したかったけど、子どものペイントレベルでは絶対に真似できなかったのが、白使(新崎人生)選手の上半身に書かれた般若心経。小学生の頃、この謎に包まれた世界観に憧れて体中に漢字を書こうとしたことがあったんですが、無理でした(笑)大人になった今、誰かのコスプレをする機会があれば、ぜひ白使をやってみたい気がしますね。芸術的な上半身のペイント、どうぞご覧ください。

AJPW - Hakushi, Kenta Kobashi & Jun Akiyama vs Johnny Ace, Road Warrior Animal & Hawk

丸藤正道

みちくさボンバイエ 普段はペイントレスラーではないので「えっ!?」と思われた方もいるかもしれませんが、以前丸藤選手が内藤哲也選手とタッグを組んだ時、体に描いていたペイントがすごくかっこ良くて、個人的にはずっと印象に残ってるんです。ですので、敢えてここで紹介させて頂きました。丸藤&内藤 vs. KENTA(現:ヒデオ・イタミ )&田中将斗という、夢のような名勝負をご覧ください。

NOAH - Tetsuya Naito & Naomichi Marufuji vs KENTA & Masato Tanaka

▶︎ボンバイエインタビューVol.3/内藤哲也 ▶︎ボンバイエインタビューVol.22/丸藤正道
いかがでしたでしょうか。他にもペイントの先駆けとも言えるカブキさんや、外国人ではアルティメット・ウォーリアーやかなり特徴的なペイントのゴールダスト、女子ではアジャコングさんやブル中野さん、花月さんなど紹介したいペイントレスラーがたくさんいるのですが、それはまた次の機会に。 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 バックナンバー

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蛇バディ諸君、一緒に・・・シャーーーッ!!!

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ブラックめんそーれ
皆さまこんにちは! 今回は僕がどうしても最近気になってしょうがない、とあるレスラーを紹介したいと思います。そのレスラーとは全日本プロレスのブラックめんそーれ選手。全日本プロレスで昨年8月に突如現れたブラックめんそーれ選手は、頭の器では蛇を飼い、左手が「シャーーーッ!!!」と蛇になっているという衝撃の風貌で登場しました。 そして、僕が特に気になっているのは、ブラックめんそーれ選手のTwitter。毎回「シャーーーッ!!!」という言葉にかけて、とにかく上手いことを言ってくれる最高のセンス。いつも一本取られたような読後感を味わうことができ、無性にその試合を観たくなってしまいます。 もう僕は昨年夏の登場以降、ずっとブラックめんそーれ選手の存在が気になって気になって(笑) 今回はブラックめんそーれ選手独特の「シャーーーー!!」を使った名語録をいくつか紹介していきたいと思います。

①シャーくせん会議

作戦会議の意。普通に「作戦会議」と言うよりも、会議に向けての意気込みが感じられる。

②シャーーーッ藤光留

佐藤光留選手の意。普通に「佐藤光留」と言うよりも、対戦前の挑発要素が加わる。

③第シャーーーッ!ん戦目

第3戦目の意。ぱっと聞いた感じ何戦目なのか分からず、思わず考えてしまうことで記憶に残る。

④シャーーーッ!く烈

炸裂の意。技の炸裂に伴う爆発感というか破裂感というか、そんな感じのインパクトを加えられる。

⑤悔しシャーーーッ!

悔しさの意。後引く悔しさを多少引きずってしまっている感じが伝わってくる。

⑥シャーーーッ!よなら・シャーーーッ!ンキュー

さよならとサンキュー(ありがとう)の意。閉鎖する博多スターレーンに対するブラックめんそーれ選手の思いがこもっており、非常に哀愁が感じられる。

⑦通シャーーーッん2勝3敗

通算2勝3敗の意。負け越しに対する焦りと、まだまだ諦めない意気込みが表現されている。

⑧蛇バディ

エブリバディ(皆さん)の意。これを呼ぶことでブラックめんそーれファン達のファミリー感が高まる。 いかがでしたでしょうか。他にもブラックめんそーれ語録は日常的にTwitterで投稿されていってますので、皆さん是非チェックしてみてくださいね。 また、個人的には、ブラックめんそーれ選手の公開練習の動画と、大森隆男選手とのタッグで望んだ合同練習の動画がかなりツボでした(笑)。 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 ブラックめんそーれ ブラックめんそーれ選手公式Twitter

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ボンバイエインタビューVol.23/カイリ・セイン

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皆さん、こんにちは! 先日、日本のファンが歓喜する待望のニュースが届きました。なんと、中邑真輔さん、アスカさんに続く、カイリ・セインさんのスマックダウン(※1)昇格!! まだアメリカに渡って2年も経っていないのに、本当に素晴らしい快挙だと思います。華やかでかっこよくてかわいらしくて、誰からも愛されるカイリさんは、これからもどんどん上に昇ってくれそうですね。早速結成したアスカさんとのタッグも絶好調で、2人がタッグ王者になるのもそう遠くないかもしれません。 今回はそんなカイリさんの合同インタビューに参加させて頂きましたので、その様子をお届けしたいと思います。それではいってみましょう!!  ※1:「ロウ」とともにWWEの2大ブランドのうちの1つ。

Interview:カイリ・セイン

——スマックダウンに昇格した率直な感想を聞かせていただけますか?  昇格できるタイミングは、本当に直前まで誰にも知らされなくて。私もいつかは上がりたいと思っていたんですが、タイミングがいつになるかは全く分かっていなかったんです。今回、「君はスマックダウンに出るからね。」って言われたのがレッスルマニア前日くらいですかね。本当に直前のことだったので、やっぱり驚いたというのが正直な感想でした。でもNXT(※2)にいる間、いつ上にあがっても恥ずかしくないような選手でいることや、どうやったら上に行けるかということはずっと考えて準備はしていました。 ※2:選手育成などの役割を担うWWEの下部組織に位置する団体。 ——実際にスマックダウンに出てみてファンの反応も良かったと思いますが、ご自身の感触はいかがですか?  最初に呼び込まれて入った瞬間と、入場した時のWWEユニバース(※3)のみんなの反応がすごくて。そのおかげでリラックスできて、いつも通りの自分らしい試合を楽しめましたね。 ※3:WWEファンの総称
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——ペイジとアスカさんがセコンドについているのも、かなり誇らしいことかと思いましたが。 もう信じられないですよね(笑)。アスカさんと同じリングに立ちたいというのが入った時からの夢でしたし、ペイジも私がWWEに入る前から「こんなにかっこいい選手がいるんだ」と憧れていた方だったので、今でも不思議というか、こんなに心強いパートナーはいないと思います。 ——これからタッグ、シングルともに王座への挑戦が期待されていると思うのですが、タイトルへの意気込みはありますか?  タッグのベルトはこれから挑戦していく展開が読めるんですけど、タッグマッチは日本にいた時から好きですし、今までどんな相手と組んでも楽しかったし。だから、日本でも一緒のリングに立ったことが無いアスカさんとWWEのスマックダウンで組んで、どんな化学反応が生まれるのかは私自身も楽しみですし、ファンの皆さまも楽しみにしていてほしいと思っています。アスカさんとのタッグは、すごいものが生まれる気がしています。 アスカさんは本当に頼りがいがあってパッションもあって、全てにおいて尊敬できる先輩なので、アスカさんと早めにベルトを巻いて、6月の日本公演の時に防衛戦とかできたら最高だなって思いますね。 ——今、ベッキー・リンチが独占しているシングルの王座に関してはいかがですか?  いつでも挑戦できる準備はできていますし、ベッキーをはじめ、シャーロット・フレアーとか、ベイリーとか、アレクサ・ブリスとか、サーシャとか・・・もう全員ですよね。どの選手と闘っても本当にワクワクするだろうし。私が断トツで小柄だと思うんですけど、自分が日本で培ってきた受けの強さとかを活かして、WWEのトップ選手達に早く絡んでいきたいですね。これからすごく楽しみです。 ——日本からの紫雷イオさんやKUSHIDAさんをはじめ、今NXTには世界中からたくさんの選手が集まってきていますが、NXTでの経験や思い出について聞かせて頂けますか?  現在、史上最高最多のメンバーがNXTに在籍していると思うんですが、人数が多い分チャンスの数も限られるし、そのチャンスを活かさないと次に使ってもらえないという本当に過酷なところでした。私がNXTで1番学んだことは、たくさん選手がいる中でどうやって自分を覚えてもらうか、その上で大事なことはやっぱり「人と比べない」ということですね。WWEでずっとやっていると、否定的な意見を言われることは誰しもが経験するんですよ。私もそんなブーイングを受けたりしましたし。そんな時は悩むこともあると思うんですけど、自分を信じてやりたいことを貫くことが1番だと思いますね。自分にできることは何なのかを考えて。 どんどん試して失敗を繰り返しながら無駄なものを削ぎ落としていって、自分にしかできないプロレスをやるというのがNXTで学んだことですかね。否定的な意見を気にしすぎた時点で飲まれてしまって、新しい子が入ってきたプレッシャーも感じるし、メンタルが上手くいかない悪循環に陥ってしまうと思います。いかに自分で良い循環を作るかが鍵だと思いますね。
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——カイリさんのオリジナリティと言えば、「カワイイ」「強い」魅力で子どもたちにも大人気だと思いますが、表現面で意識していることはありますか?  私もファミリー層や子供のファンをたくさん獲得したくて、それを目標に頑張っていたんですけど、みんなに憧れてもらえるように特に入場では自分の世界観を出しつつ、まるでディズニーランドに来たときみたいなワクワク感やキラキラ感を出せるようにしています。そして、それが試合になると180度変わって。どんなにボロボロになっても立ち上がり続けて、全力で闘えば勝てるんだよっていうのを見せられるように心がけていますね。 でもほんと、嬉しいですよね。私日本人だけど、たくさんのアメリカ人の子供たちが「カイリ!カイリ!」って言ってくれるんで。やっぱ人種は関係ないなって改めて思いました。 ——NXTでデビューした時と、スマックダウンでデビューした時で心境の違いはありますか?  NXTではWWEのシステムについて知ったりコミュニケーション(特に英語)を学んだり、会社側がどういうことを自分に求めているのかを、毎日考えながらずっとやってきました。スマックダウン所属になってからはコーチもいないですし、ほんと、独り立ちですよね。 NXTの時は集団行動が多かったので、遠征の時の移動や食事も一緒に取ることが多かったですし、本当に家族感があってコーチがいつも助けてくれる環境だったんです。今は誰にも甘えられない状況で、ホテルやレンタカーも自分で手配して、1人で3時間かけて移動したりとか。試合のことも自分で考えながらプロデューサーとコミュニケーションをとって、「責任」というものが本当に大きくなっています。 ただ、NXTの経験がなくそのままスマックダウンに入っていたら絶対にうまくいかなかったと思うので、NXTでの経験は本当に自信にもなったし必要だったと思います。 NXTでは「パフォーマンスセンター」という学校みたいなところで、リング練習、ジム、英語、マイクパフォーマンスなどの時間割が組まれていたんですが、これからは自分でジムに行ったりしないといけないし、リング練習は試合の前に会場で少ししかできないので、生活は180度変わりましたね。 ——食生活は、その後変化ありましたか?  こちらの料理は塩と油の量がすごいので、ほぼ自炊しています。中邑真輔さんがオーランド情報をくれるんですけど、「あそこにアジアンマーケットができたよ」とか「日本食が買えるスーパーができたよ」という情報をみんなに共有してくれるので、そこで炊飯器もお米も買いました。今はまっているのは、甘酒を自分で作ることですかね(笑)ヨーグルトメーカーが売っているんですけど、それを使うと乾燥の麹で甘酒が作れるんですよ。すっごい美味しいです。 おかずも、アジアンマーケットで納豆とかキムチとか、大根とか売っているので、日本人選手はみんな日本食作ってると思いますよ。ホテル生活中はできるだけ寿司屋さんとかタイ料理みたいなヘルシーなものを探して、なるべくジャンクフードは食べないようにしていますね。 ——最近、タッグ王者アイコニックスの2人にすごく絡まれていますが、スマックダウンデビューから2連勝して感触はいかがですか?   まぁ、勝てそうですよね(笑)でも、アイコニックスの2人も本当に良い選手ですよ。 WWEに来て改めて思ったのは、スーパースターたちが男女共にみんな本当に気さくで、びっくりするほど面白いんですよ。このまえ、普通にリングサイドでアップをしてたら後ろから肩ポンポンって叩かれて、振り向いたらランディー・オートンだったんです(笑)びっくりしてどうしたんだろうって思ってたら「カイリ!俺、君のフィニッシュ好きなんだよね。」って言われて、これこれってダイビングエルボーのポーズまでしてくれて。知ってくれてたのが嬉しかったですし、「あれって自分は痛くないの?マイ・フェイバレット・フィニッシュだよ。」って褒めてくれたんです。AJスタイルズとかも、会う度にエルボーのポーズをして「俺にもできるかなあ?」とか言ってくれて。身内のスーパースターたちがわざわざ声をかけてくれるんです。 ——こんな人にまで声かけられちゃったっていう人はいますか?  そうですね。ランディー・オートンとか、ポール・ヘイマン、シャーロットのパパのリック・フレアーとか・・・ローマン・レインズとかもすごく気さくで優しいですし、みんな本当に優しく接してくれますね。 ——最近、ニュー・デイのビッグ・Eはカイリさんへの愛が炸裂していますけど、それについてはいかがですか? (笑) ビッグ・Eですよね(笑)めっちゃ嬉しいんですけど、男子選手も女子選手も、たぶん私のこと動物のペット的なかわいさというか、「あっ、カイリだ!よしよし。」みたいな(笑) 身内からもそんなキャラクターみたいに思ってもらえて嬉しいです。ありがたいし、温かいし、やっぱりみんなエンターテイナーなのでめっちゃおもしろくて、毎日笑わせてもらっています(笑)もちろん私も笑わせますし、みんな本当にいつも冗談ばっかりですね。私がエルボーの素振りをすると「痛っ!」ってリアクションしてくれたり(笑) もっとピリピリした感じも想定していたのですが、本当に良い環境です。 kairisane-interview-3 ——来年のレッスルマニアがタンパで開かれるということで、カイリさんの海賊イメージともぴったりかと思いますが、どう感じていますか?  ロゴもテーマ曲も海賊でしたもんね(笑)タンパの会場にも海賊船があるみたいで。一部のファンの方からは「#Kairimania」というハッシュタグまで作ってもらってて(笑) これは運が良かったというか、これを活用しない手はないというか。8年前に東京のスターダムでデビューしましたけど、デビューの時から「海賊」というコンセプトは1mmもぶれずにここまでやってきたので、やっと今「海賊で良かったなあ」って思ってます(笑) 元々ヨットをやっていたこともあり、デビューから8年間一途に海賊をやり続けているので、堂々と「私は海賊だ。」と言って「Kairi Mania」を実現したいと思います。 来年のレッスルマニアでは、ぜひタイトルマッチをやりたいですね。シングルなのか、タッグなのか。タイトル戦線には絡んで、タンパにある海賊船から入場したいです(笑) 今年のメインも見てましたけど、ロンダもシャーロットもベッキーも、女子がレッスルマニアのメインを飾るのは初めてのことだったのですごいプレッシャーだった思うんですけど、その大役を堂々とやり遂げて。同じ女性としてかっこいいなと思ったし、自分もそうなりたいなと思いましたね。 その為には心技体揃ってないと良い試合もできないだろうし、チャンスももらえないと思うので、常に心技体を整えて、言われたらいつでもいける準備はしておきたいと思います。
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——海賊ということで、海には行っていますか?  それがね、海が近くにないんですよ。オーランド、フロリダって海のイメージがあると思うんですけど。湖はいっぱいあって、ワニはいますよ(笑) 真輔さんとかは1時間くらいかけてサーフィンに行っていると思います。 でも、これからは住む場所も自由になるので、海の近くへの引越しはちょっと考えていますね。ロサンゼルスとかは理想だけど、物価が高いんですよね。 ——それでは、日本のファンに向けて、見どころを含めてひと言メッセージを頂けますか?  アスカさんとのタッグでもそうですし、これからカイリ・セインとしても、しっかりとWWEに貢献したいと思っています。もっともっと自分の存在によって色々とかき回して、見る人をワクワクさせられるようになりたいです。全力で闘って、絶対損はさせないと思いますので、目を離さないでいてくれると嬉しいです。
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以上、カイリ・セインさんのインタビューでした!NXT時代もそうでしたが、カイリさんはスマックダウンに入っても本当に周りから愛されていますし、合同インタビューでもメディアの方々がみんな笑顔で話を聞いていて。やっぱりカイリさんの人柄は素晴らしいなと改めて実感しました。昨年はWWE史上初めて女子だけの大会「エボリューション」も開催されましたが、今年の女子戦線もカイリさんがスマックダウンに加わってますます目が離せなくなりましたね。カイリさんがタイトルにどんな絡み方をしていくのか、本当に楽しみです。 そして、いよいよ来月に迫ったWWE日本公演。セス・ロリンズやブラウン・ストローマン、アレクサ・ブリスなどのトップ選手はもちろん、AJスタイルズやアスカさん、リコシェなど、日本人スーパースターや日本でも活躍していたスーパースターも多数来日予定です。ぜひ皆さん会場に足をお運びくださいね。 (※来日選手は変更となる場合がございます。予めご了承ください。) 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。

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WWE 日本公演「WWE Live Tokyo」

6月28日(金)〜6月29日(土) 両国国技館 詳細はこちら

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ボンバイエインタビューVol.24/中邑真輔

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先日、日本のプロレス界に衝撃が走りました。なんと、星野源さんと吉岡里帆さんでお馴染みの「どん兵衛」のCMシリーズに、プロレス界のヒーロー中邑真輔さんが衝撃の出演!日本のプロレスファンや世界各国のWWEユニバース(※1)をはじめとして、賞賛の嵐が巻き起こりましたね。 ※1:WWEファンの総称 昨年のWWE日本公演では直前の事故による負傷で欠場を余儀なくされた中邑選手ですが、あれから1年、やはりWWEの第一線で常に活躍され、ついに今年の日本公演でも出場が発表されました。久しぶりに真輔さんの活躍を会場で観れるなんて、ファンは皆もう待ちきれなくなっていますね。今回はそんなスーパースター中邑真輔さんの合同インタビューに参加させて頂きましたので、その様子をお伝えしたいと思います。それでは早速いってみましょう! イヤァオ!!  (イヤァオ! と言うのは記事の最後にとっておこうと思ったんですが、すいません、我慢できませんでした)

Interview:中邑真輔

——それでは、インタビューよろしくお願いします。 好きな食べ物は、どん兵衛です!!  nakamurashinsuke-interview_1 ——(笑)。最近よく日本に帰ってこられてますね。 今年2度目で、先月どん兵衛の撮影で日本に帰ってきたばかりですもんね。家族からはブーイングですよ。かむかむレモンのぶどう味のやつ(かむかむ巨峰)を買ってくるように言われてます(笑)。 ——今回はシンガポール経由で日本に帰ってこられたんですか? ボストンからサンフランシスコに飛んで、サンフランシスコからシンガポールですね。国内移動6時間、そこから16時間でシンガポール、レイオーバー2時間だったところがディレイでプラス2時間……。 ——疲れますね(笑)。こういったプロモーションで、1人で各国まわるのって、WWEに入られてからは初めてですか? たぶんそうですね。ただ、いろんな選手が立ち替わりでやってますから。例えば南米に行く選手もいれば、今回僕は東南アジア・日本の担当で。数いる選手が世界中を飛び回ってプロモーションするというのも、WWEの選手の仕事としてありますね。 nakamurashinsuke-interview_2 ——アメリカ以外の国で、自分自身の知名度や反響を感じることってありましたか? シンガポールでは特に自分の知名度の高さを感じられて、東南アジアのお客さんからも期待してもらってるんだなって感じました。例えば、来られたマスコミの方々が「実はシンガポールプロレスの選手なんです」とか。だから取材しながらボイスレコーダー持つ手が震えていたり(笑)。あとは、4年前に新日本プロレスで行った時も来てくれていたり、未だに僕の昔のグッズを着て取材に来てくれたりとか。なんか、非常に力をもらった感じがしましたね。 ——去年、色々な事情(※2)で日本公演の試合に出ることができなかったので、久しぶりに日本での試合になりますが。 まあ、直前で今度は何だろうな......猫にでも噛まれないように(笑)。ほんと、犬の件もすごく大変でしたよ。 ※2:昨年のWWE日本公演では、直前に警察犬に噛まれるアクシデントがあり、試合ができなかった。 ——今だから笑えるかもしれませんが、その時は本当に大変でしたよね。 いや、本当に大変でしたよ。見ます? (ズボンの裾を上げて足首を見せながら)まだしっかりと噛まれた傷が残っているんですよ。それ以来、空港によくいるジャーマン・シェパードがマジで怖くなって。ほんと、みんななかなかの大きさなんですよ。あの時も大人が3人がかりで犬の口を開きましたからね。懐かしいなあ(笑)。まあこの件も、ここ最近ですけど一件落着はしました。 ——じゃあ、今年は万全の状態で試合に挑めそうですね。 そうですね。試合当日までこのままのコンディションが、キープできればと思っています。 nakamurashinsuke-interview_3 ——去年はその事件があったので、両国国技館ではスマックダウンに昇格されてから初めての試合となりますが、それに関しての思いはありますか? 今日はトランプが両国に行ってるんでしたっけ(笑)。ある種、両国というのは自分にとって昔からのホームみたいな場所ですからね。そういう意味では、楽しみでしょうがないですね。控え室の柱に向かってテッポウ(※3)を打ってから試合に臨みますよ(笑)。 ※3:大相撲の稽古で行われる、腰割りの体制で柱にむかって張り手を打つ稽古法。 ——初日はユニバーサル王座への挑戦になりますが、それに関してはいかがですか? 今は、ずっとタッグでの試合が多くてシングルの機会がなかなか無いので、ここでしっかりと自分の価値を証明できればいいなと思っています。相手のセス・ロリンズは活きが良くて、もう若手じゃないですよね。彼は世界中のレスリング界の中で「ベスト」と言える1人だと思いますし、そういう意味でも非常に楽しみですね。 ——セス・ロリンズとは去年のサバイバー・シリーズ以来の対決となりますが、その時の印象みたいなものはありますか?  あの時の記憶は......僕が全身コスチュームに加えてTシャツも着たから、めっちゃ暑かった(笑)。 でも、セスは思っていた以上に丁寧な試合をしてくる選手だなと思いましたね。攻撃も的確ですし。丁寧すぎて荒さは無いですけど、すごく緻密に計算された試合内容というか、戦略をとってくる選手かなと思います。 ——2日目はロバート・ルードとの対決となりますが、そちらはいかがですか? NXTの時はボビー・ルードという名前でしたけど、その時以来の対決になりますね。彼はNXTの時とWWEになってからのスタイルが、若干違うんですよ。そういった意味では、NXTで共に過ごした時間も長いので対戦するのも楽しみですし、彼のスタイルで何が変わって何が変わってないかを、知ることができるのも興味深いですね。 nakamurashinsuke-interview_3 ——話は変わりますが、最近サーフィンには行かれていますか? 忙しくて全然行けてないですね。先月の日本に始まって、今月はヨーロッパツアーもあったので。今月だけで、普通に地球一周くらいはしてるよねって思います(笑)。 アイルランド(ダブリン)でしょ、次がフィンランドのヘルシンキ、ストックホルム、スウェーデン、ノルウェー、オスロ、それからUKのボーンマス、ロンドン、そして最後はベルリンでしたけど、ドイツは3箇所くらいまわりましたね。それから一瞬フロリダに帰って、フロリダからボストン、シンガポール、日本という流れでした。要するに、サーフィンできてないですね(笑)。夢の中でやってます。 だから、ちょうど昨日カノア五十嵐が日本人初のCT優勝というのを聞いて、すごいって思いましたね。このまえロンドンでも、オリンピックで代表確実だろうと言われているスケートボードの選手2人に会ったんです。世界で活躍しているサーフィンの日本人選手もスケートボードの日本人選手も、僕と比べてかなり若いですからね。そういう選手を見てると、おっさんも頑張らなきゃなって気持ちになります(笑)。 このまえNHKでイチロー選手のドキュメンタリーを見て、俺ももうこっち側の年齢だなって思って。また力入れて頑張っていかなきゃって思いましたね。終わりに向けて(笑)。 ——来年40歳を迎えられますが、コンディションを整えるのが上手なイメージの中邑選手でも年齢を感じる瞬間ってありますか?  多国籍な環境の中にいるので、同じ年齢でも「みんなと同じだ」という風に考えちゃいけないとは思いますけどね。個人差もあると思いますが、アメリカ人の40歳とアジア人の40歳、ヨーロッパ人の40歳、みんな違うと思うので数字に縛られるのは良くないなとは思っています。そういう意味では、自分の身体を知ることはすごく大事ですね。 ——今度、日本では長州力さんが最後の試合を迎えられますが。真輔さんの中ではリングの去り方のイメージは、実はもうあったりするんですか? 長州さん!! 長州さんって今何歳ですか?  60代か……今、長州さんが60代って聞いたら、僕はもうちょっと後でもいいかなあって思いましたね(笑)。そんなの考えるのも早すぎるのかなって(笑)。 nakamurashinsuke-interview_5 ——今年はKUSHIDAさんがWWEに入って、KENTAさんが去られて。日本人選手も入れ替わりがありましたが、それに関して何か思うところはありますか? 僕としては、あくまで本人の意思なので、僕ができることがあれば手伝うし。KUSHIDAが「右も左も分からないからよろしくお願いします」と来たので、そういった生活面でのヘルプは進行形で行なっていますね。 ——KUSHIDAさんには試合に関するアドバイスもされているんですか?  いや、それはしとけば良かったなと思いますけどね(笑)。もちろん聞かれたらやります。ただ、やっぱりスケジュールが全然違うんですよ。僕がオーランドにいる時に、KUSHIDAもオーランドにいるとは限らないし、その逆も然りで。 ——先日カイリさんにお話を伺った時に、真輔さんが日本食やスーパーなどのマーケット情報を教えてくれるとおっしゃってたんですが、KUSHIDAさんにも何かマーケット情報を教えてあげましたか? もちろん、KUSHIDAにもそれ全部教えましたよ(笑)。僕自身が食べるの好きだから、何かが新しくできればチェックしに行きますしね。 でもやっと、コンスタントに大葉が手に入るようになりましたね。ずっと無かったんですよ。大葉と、あと北海道産の山芋が手に入るようになりました(笑)。大きな韓国系のスーパーなんですけど。3年前はそんなの無かったんで、ほんと3年で変わるものだなって思いましたね。 僕がアメリカに行った3年前は焼肉といっても韓国系しかなくて、ラーメン屋もなんちゃってラーメン屋しかなかったんでね。最近は何軒かまともなのができましたし、オーランドが「投資すべき都市」としてアメリカで3番目くらいには入っているらしく、そういう意味ではいろんな飲食店も入ってきて。元々国際的な街なんですけど、アジア系もさらに増えてくれたらいいなと思いますね。 ——まともなラーメン屋ができると、それまでのなんちゃってラーメン屋は大丈夫なんですか? (笑) つぶれないですね。フロリダの人たちは「ラーメンとは」を知らないから(笑)。僕、そのお店で一度カレーライスを頼んでみたんですよ。そしたら、ひと口含んだ瞬間酸っぱいんです。「あぁ......カレーは足が速いんだよ」と思って、店員さんに話したんですけど「作り直してきます」って持ってくるのがずっと一緒なんです。そうだよね、やっぱカレーを知らないもんねと思って(笑)。そんなことも、日常茶飯事ですね。 nakamurashinsuke-interview_6 ——試合の話に戻りまして、最近タッグ戦が多いですが、実際やっていてどうですか? 細かい話をすると、WWEのタッグって、ダブルチームの攻撃(合体攻撃)とかカットプレイなんかのルールがもの凄く厳しいんですよ。だから、今までやってきた新日本とか、他団体の試合のようには持っていけないんです。ダブルチームの攻撃をするにしてもタッチしてから5秒以内だったりとか。でも、そういった難しさは、逆に「楽しさ」として捉えていますね。 ——スマックダウンにはタッグ歴が長いチームが多い中で、真輔さんは今年に入ってルセフ選手と組み始めましたが、そろそろ合体技みたいなものも考えていたりしますか? ルセフは僕の言うことをなんでも聞いてくれますから(笑)。そういう感じですね。でも、彼のアレンジ能力はもの凄く高くて、見た目から想像ができないくらい知的な奴なんです。試合の中では「これとこれを掛け合わせたらどう?」みたいなことはやっていますよ。 今、彼は趣味の一環で家庭教師をつけて日本語を勉強しているんです。昔、スマックダウンで大阪行った時に寿司屋に連れていったら、「もう、アメリカで寿司は食べられない」って言ってましたね。ルセフの最近のお気に入りの日本語は、「ときどき」です、はい(笑)。 ——最近はどん兵衛のCMに出演されたのがすごく反響を呼んでいますが、先ほどおっしゃっていた若手スポーツ選手のように、星野源さんや吉岡里帆さんから受けた刺激のようなものはありますか? nakamurashinsuke-interview_7 2人とも非常に礼儀正しくて、且つ人間的にちゃんとしてるなあと(笑)。 僕、こういう世界で仕事してるから、けっこう豪快な人が多かったりするんで。 最近日本のテレビも観られるようにしたんですけど、まあそうは言ってもなかなか家に帰る機会がなくて。吉岡里帆さんはCMの話が決まってから、こんな方がいらっしゃるんだと思ったのと、星野源さんは昔からラジオとかよく聴く機会があったので、ミュージシャンとしての星野さんは知っていたんですけど、ここまで役者や執筆家みたいにマルチに活躍されているのを知らなくて、すごいなあと思って。だから、第一線で活躍されている方からは、ジャンルは違えど刺激はすごく受けますね。礼儀正しさの中にも、ちょっとアスリート的な言い方で申し訳ないですけど、ハングリー精神的な目の輝きというか、隙がないというか、そういったものはもの凄く感じましたね。 今回のCMに出てからは、日本人の友人とかから「何やってんだよおまえ、変態みたいなことして」って言われて、「しょうがないよ、本当だから」って答えておきました(笑)。 ——他に出てみたいCMはありますか?ガリガリ君とか(笑)。 ガリガリ君って、ガリガリ君のキャラがCMしていますよね(笑)。ガリガリ君と一緒にCMなんかできたら最高ですね。ガリガリ君はアメリカでは手に入らないんですよ。あんなに愛していたのに(笑)。 でも、あずきバーとか抹茶のあんこが入っているやつはあって。ガリガリ君もね......一時期あったんですよ。「コンビニ」っていう店名の日本食材を扱っているお店が一瞬できたんですけど、すぐに潰れちゃって。そこでガリガリ君を扱っていたんですけどね......もう、今は無いです(笑)。 ——(WWEのスタッフさん)「そろそろお時間ですので......」 えっ、インタビュー、こんな締めで良かったですか?(笑) nakamurashinsuke-interview_8 以上、中邑真輔さんのインタビューでした! 真輔さんにインタビューしていると、スーパースターの貫禄も、知的な考えも、止まらない向上心と強い意志も、さすがのユーモアセンスも、色々なものを一気に感じられて、本当にこの人こそスーパースターだなあと感じました。アメリカに渡ってさらにビッグになった真輔さんは、これからもきっと、最高にかっこいいその独自の世界観でファンに夢を与え続けてくれますね。今年はもちろん、来年の、再来年の、10年後の「中邑真輔」にも期待です。 nakamurashinsuke-interview_9 nakamurashinsuke-interview_10 そして、いよいよ来月に迫ったWWE日本公演。先日、試合のカードが発表されましたが、真輔さんも、アスカさん&カイリ・セインさんのタッグ「カブキ・ウォーリアーズ」も、ファン待望の王座戦に挑戦することになりました。王座を巡って日本人スーパースターがどんな攻防を見せてくれるのか、絶対に目が離せませんので、ぜひ会場に足をお運びくださいね。 (※来日選手は変更となる場合がございます。予めご了承ください) 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 nakamurashinsuke-interview_11

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WWE 日本公演「WWE Live Tokyo」

2019.06.28(金)〜06.29(土) 両国国技館 SS席(アリーナ) ¥25,000 マス席S(最大4名まで) ¥30,000※ マス席A(最大4名まで) ¥20,000※ A席 ¥12,000 B席 ¥6,000 C席 ¥4,000 プレミアム席 アリーナ1列目~5列目 非売品グッズ付* ¥40,000 詳細はこちら

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はじめてのファイプロ(STARS編)

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みなさん、こんにちは! 突然ですが、僕世代のプロレスファンが子供の頃夢中になったテレビゲームといえば『ファイヤープロレスリングシリーズ(以下、ファイプロ)』ですよね! シリーズとして毎回クオリティー上げていき、2018年に新日本プロレスとのコラボで話題を呼んだPS4版『ファイヤープロレスリング ワールド』では、新日レスラー達が実名で登場。子供の頃夢中になったファイプロで忠実に技などを再現された実名選手を使えるなんて、本当に嬉しくて久々にゲームに明け暮れました。 実は今回、日本を代表する女子プロレス団体「スターダム」とファイプロのコラボが実現したということで、メーカーのスパイクチュンソフトさんと一緒に実際に選手に体験して頂く「はじめてのファイプロ」という企画を開催させて頂きました。 僕も実際にファイプロでスターダムの選手を使ってみたんですが、入場曲やボイスを含め、その再現度の高さにびっくり! スターダム選手の中から10名が登場となりますが、声も実際に本人ボイスが収録されていて、大技の前にアピール等ができるのもファンとしては嬉しいですね。 それでは「はじめてのファイプロ(STARS編)」スタートです!!

第1章:先ずは選手の意気込みを

最初に、今回の企画にご参加いただく2名の選手をご紹介。 「スターダムのアイコン」岩谷麻優選手と、「シャイニングスター」星輝ありさ選手です! そして、今回2人のヘッドコーチとしてスパイクチュンソフトのファイプロ総監督、松本さんにもご参加頂きました。 いや〜さすがプロレスラー。ゲームとはいえ気合がみなぎっていますね。 それでは、コラボの感想や意気込みなどを聞いてみましょう。 ――まずは、今回のコラボに関して率直な感想を伺えますか? 岩谷 「プロレスといえば」のゲームに出られることが本当に嬉しくて。自分がキャラクターになって自分自身を操作できるっていうことも嬉しいし、たくさんの方に自分を操ってもらって、勝利を重ねていってほしいと思います。 ――けっこう先にコメント言われちゃった感ありますが、星輝さんいかがですか(笑)? 岩谷 先に言ったもん勝ち言ったもん勝ち(笑)! 星輝 そうですね(笑)。小さい頃にゲームをよくやってて、色々なキャラクターを操作するのが好きだったんですけど、だからこそ自分を操作するとどうなるのかすごく楽しみですね。いろんな得意技とか必殺技が登録されていると思いますが、何の技が登録されているのか、その技の時に自分がどういう動きをするのか、その辺がすごく楽しみです。 ――松本さん、その辺のレスラーチェックはメーカーさんが1番緊張するところですよね(笑)。 松本 そうですね。実際、本当に緊張する瞬間です(笑)。 星輝: でも、今できる中で最大限の再現をしてくれてると思いました! ――おぉ、星輝さんから最高の褒め言葉が! 星輝 私、IT系の学校に通っていたので、ゲーム科の友達がゲームとか作っていて…… 松本 (大きな声で)だからゲームを作る大変さが分かると! あーーーありがとうございます!! ――松本さん、めっちゃ保険かけにいってるじゃないですか(笑)!。 岩谷&星輝 (笑) 星輝 でも、本当にすごく楽しみなので。人によって私をどういう風に操ってくれるのか気になるし、今後誰かがプレイ動画をネットにあげたりしていたらめっちゃ見たいって思います! ――では……今日の対戦の意気込みを! 岩谷 自分は星輝ありさにデビュー戦で負けてるんですよ。 星輝 あっ、言われた〜〜(笑)。 岩谷 あの時はブラジリアンキックで負けてしまっているし、実はそれ以降ってシングルやっていないので、今回が2度目のシングルになるんです。リベンジということで、今日こそは勝ちたいと思います! 星輝 麻優ちゃんが言った通り、今日が8年ぶり2度目の対戦になります。麻優ちゃんは8年間ずっとやってきて、私は何年もブランクがあるので負ける可能性も少しは考えてしまいますが、でも今は私がシングルのベルトも持っているので、ここは負けられないなと思います。 ――2人とも、ちゃんと本当の試合前っぽいコメント(笑)。 星輝 V4……V4.5くらい? を目指して頑張ります(笑)。

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試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。

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試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。
プロレス少年だった僕は、ムーブや必殺技だけでなく、レスラーの「入場」をよく真似していました。当時は今みたいに簡単に入場曲を購入できなかったので、お小遣いを使ってプロレス会場でCDを買ったり、レンタルショップでCDを借りてカセットテープに録音したり。真似する時は入場のコスチュームを段ボールや紙で作って、顔にもペイントを描いていました。 最近は放送時間や権利の都合で、なかなか入場シーンをTVやネットで見られなくなりましたが、僕は「入場」もプロレスの魅力の1つだと思っています。今でも会場に行けば入場の感動に触れられますので、ぜひ皆さん会場にも足を運んでみてくださいね。 今までの素晴らしい入場シーンを全部紹介しようとすると、それだけで永遠に続いてしまうので、今回は僕が子供の頃に真似していたものを中心に、いくつか魅力的な入場シーンを紹介していけたらと思います。それでは、どうぞお楽しみください。

①グレート・ムタ

まず僕が1番入場を真似していたのがグレート・ムタ。武藤敬司さんの入場曲が見事に和楽器でアレンジされ、ゆっくりとリングに歩み寄るムタの世界観が最高にかっこよくて・・・グレート・ムタの時は、呼び込むリングアナも「(〇〇の)入場です。」から「(グレート・ムタ、)見参!」になるのも素晴らしかったですね。いつもマスクをかぶって入場するので、はたして今日は何色のペイントをしているのか、お客さんがみんな気になってしょうがなくて。ムタがリングに上がってマスクを脱いだ瞬間は、必ず「おぉーーー!」という歓声が聞こえました。 試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。 今回は、グレート・ムタvsグレート・ニタの歴史的デスマッチの入場をご覧頂きたいと思います。

【プロレス名勝負】グレート・ムタ VS グレート・ニタ

②蝶野正洋

もう1人、少年だった僕が全力でかっこつけて真似していたのが蝶野正洋さん。まず、入場曲「CRASH」がかっこよすぎるのですが、「黒のカリスマ」がクール且つ華やかに入場するその姿に日本中のファンが憧れたと思います。また、「リングアナ×入場曲×解説」の組合せが、より一層蝶野さんのかっこよさを引き立たせていましたね。 1番のお勧めは小橋建太さんとの歴史的1戦の入場。このとき、左膝の靭帯を損傷していたにも関わらず、新日本プロレスという看板を背負って、怪我を全く感じさせないその姿には本当に感動しました。この入場で、解説の辻よしなりアナウンサーが、クールでパワフルな蝶野さんの入場を「マイナス100度のパッション!」と例えたのも最高ですね。 試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。 それでは、蝶野さんの入場シーンをまとめた動画がありましたのでそちらをご覧ください(4つめが小橋さんとの試合の入場です)。

蝶野正洋 入場まとめ 5/5

③アンドレ・ザ・ジャイアント

子供の頃に見て驚いたのが、入場時のアンドレの大きな背中。日本では入場シーンは比較的遠くからのカメラで映すことが多いのですが、アメリカだと、選手のすぐそばで後ろからカメラマンが付いていくパターンがよく見受けられました。そのときアンドレの背中が大きすぎて、画面にほぼアンドレの背中しか映ってなかったのです(笑) 。 試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。 まさに「歩く人間山脈」そのものでしたね。

Wrestlemania III Rematch - Hulk Hogan vs Andre the Giant - Cage Match - Wrestlefest 1988

④トリプルH

アメリカのWWEが毎年開催する世界最大のプロレス大会「レッスルマニア」。レッスルマニアの入場は毎年各スーパースター本当に豪華で感動するのですが、今までのレッスルマニアの入場で僕が1番度肝を抜かれたのが2014年のトリプルHの入場。もう、神が降臨したのかと思いました(笑)。 その衝撃の入場シーンがこちらです。 レッスルマニアでのトリプルHの入場をまとめた動画もありますので、こちらもぜひご覧ください。

Triple H's grandest WrestleMania entrances: WWE Top 10, April 7, 2018

まとめ動画の中にもありましたが、警察に花道を先導されながら、大きなバイクで入場したこともありましたね。 試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。 試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。 バイクの入場といえば、ハルク・ホーガンや、高橋奈苗(現:高橋奈七永)さん&宝城カイリ(現:カイリ・セイン)さんのタッグ「七海里」も印象的でした。 試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。 試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。

⑤カブキ・ウォリアーズ

カイリさんと言えば、最近アスカさんと結成したタッグ「カブキ・ウォリアーズ」が快進撃を続けていますね! 世界中のファンから絶大なる人気を得て、先日ついにタッグ王者となった2人ですが、その入場も素晴らしく華やか。元々アスカさんもカイリさんも素晴らしい入場なのですが、その2人が掛け合わされたことで、もの凄い相乗効果を生んでいると思います。 試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。 それでは、カブキ・ウォリアーズが世界中を魅了する入場と、抜群のタッグ連携をご覧ください。

WWE Kabuki Warriors vs. Alexa Bliss & Nikki Cross | Part 1

今回はタッグを含めて約5つの入場をピックアップしてみましたが、いかがでしたでしょうか。他にもプロレスファンならたまらない入場や、プロレスを知らなくても感動できる入場がまだまだ沢山ありますので、今後シリーズで紹介していければと思っています。 また、今回の入場コラムとは全く関係ないのですが、新日本プロレス後藤洋央紀選手のそっくり芸人として活躍中の、どさんこ室田さんが主演を務める舞台が現在公演中ですので、最後にイベント情報としてご紹介。舞台もプロレス要素が満載で、後藤選手のあの必殺技も見られるかも......!?(どさんこ室田さんはC班での出演となります。) 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 みちくさボンバイエ アーカイブ

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NBL大作戦〜空間演人 ver.〜

試合だけじゃない!華やかで迫力に満ちたプロレスの入場シーン。 2019.10.03(木)〜2019.10.14(月) 両国・エアースタジオ 詳細はこちら

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愛に満ちた名タッグ・AXIZ

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2019年も残りわずかとなり、皆さんもプロレス観戦ラストスパートといったところでしょうか。 年末年始に向けて、各団体のビッグマッチが次々と発表されてますね! さて、昭和から平成、令和へと時代は移り変わっていきますが、プロレス界ではいつの時代にも数々の名タッグが生まれてきました。そして今、僕がイチオシのタッグチームの1つがプロレスリング・ノアの潮崎豪選手中嶋勝彦選手のタッグチーム「AXIZ」。個々の強さはもちろん、今年15周年を迎えた2人のタッグは相性抜群で、その名試合ぶりにいつも見入ってしまうんです。今日はそのタッグチーム「AXIZ」についてご紹介していければと思います。 AXIZを語る上で欠かせないのが2人の師匠の存在。まずは2人の師、小橋建太さんvs.佐々木健介さんという2005年の激闘名勝負からご覧頂きたいと思います。合計218発のチョップ合戦となったこの試合は、間違いなくプロレス史に残る名勝負となっていますね。この時、13年後にAXIZを結成する潮崎選手と中嶋選手の2人は、それぞれの師匠の付き人(セコンド)として対角線に立っていました。 axis

プロレス 2005.7.18 小橋建太 vs 佐々木健介(完全版) Kenta Kobashi vs Kensuke Sasaki

やはり何度見てももの凄い試合ですね。この試合の衝撃は、小橋建太さんがどん兵衛の広告に出演された際も、フェルト人形作りの先生にしっかりと語ってらっしゃいました(笑) axis また、師匠同士の対決の4ヶ月後には師弟タッグ同士の対決も実現しています。

KOBASHI/GO SHIOZAKI V SASAKI/NAKAJIMA

その後、2人はそれぞれの道を歩み始めます。 潮崎選手は幾度かの海外遠征を経て、帰国後は三沢光晴さんの最後のタッグパートナーとして、三沢さんが亡くなった翌日にGHCヘビー級王者となりました。その後、ノアの看板を背負って新日本プロレスの1.4やG1にも出場し、中邑真輔さんと何度も名勝負を繰り広げた潮崎選手。一度ノアを退団してフリーとなり、全日本プロレスに入団した後は中嶋選手の後輩であり現在三冠王者の宮原健斗選手ともタッグを組んでいました。そして、王道トーナメント優勝や三冠王者を経て全日本プロレスを退団し、2016年にプロレスリング・ノアに再入団を果たすことになります。 全日本プロレスを主戦場としていた中嶋選手は、2008年あたりからノアに出場しはじめ、師匠健介さんとのタッグでたくさんの歴史を残した他、飯伏幸太選手や健介オフィスの後輩宮原健斗選手ともタッグを組んでいました。個人としてもノアに出場し始めた翌年にGHCジュニアヘビー級王者となり、しっかりと存在感を示します。2014年に師匠健介さんから初勝利した後はフリーとして活躍しましたが、潮崎選手の再入団より1年早い、2015年にノアに入団することとなりました。 少し話はそれますが、この時期にそれぞれがKENTA選手と繰り広げたタイトルマッチは、個人的に忘れられないほどの激闘でした。

NOAH - KENTA vs Go Shiozaki

NOAH - KENTA vs Katsuhiko Nakajima

2人がノアに入団して2018年にAXIZを結成するまでは、それぞれのシングルやタッグで活躍していた両選手。それでは、2人ぞれぞれの活躍ぶりをいくつかご紹介させて頂きましょう。ノアの圧倒的な存在杉浦貴選手との1戦です。

NOAH - Go Shiozaki vs Takashi Sugiura

NOAH - Katsuhiko Nakajima vs Takashi Sugiura

AXIZ結成前の両者のタイトルマッチもすごかったですね。

NOAH - Katsuhiko Nakajima vs Go Shiozaki

そして2018年に2人はついにタッグを組む決意をし、「AXIZ」として快進撃を始めることとなりました。 axis こんなにもお互いを高め合い、華やかで強くて連携もバッチリの名タッグは、今後も長く組み続けて名勝負を量産してほしいと切に願っています。

NOAH - Katsuhiko Nakajima & Go Shiozaki vs Masa Kitamiya & Yoshiki Inamura

僕が一番好きな2人の連携攻撃がこれ。シンプルな攻撃ですが、痛そうで目を覆いたくなるほどの破壊力。
axis
ということで、なんで僕が今回AXIZをご紹介したかというと、12月3日に2人のデビュー15周年&AXIZの1周年記念試合として、久々に2人の一騎打ちが実現するんです。 axis この対決は、ファンには本当にたまらない1戦ですね! 2人の15年間の集大成が激しくぶつかって、プロレス愛に満ちた素晴らしい世界をきっと魅せてくれると思います。もう今から当日が待ちきれませんね……。ぜひ12月3日(火)は後楽園に集まって、みんなで歴史的瞬間の目撃者となりましょう! 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。

EVENT INFORMATION

プロレスリング・ノアSTARTING OVER 2019

2019.12.03(火) OPEN 17:45/START 18:30 後楽園ホール 対戦カードなど詳しい情報はこちら

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木村花/華麗に、そしてダイナミックに咲き誇るファンキーガール

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先日の木村花さんの訃報について、このようにコラムで書かせて頂くかどうか本当に悩みました。あまりに急すぎたショックを自分の中で受け止めきれなかったのと、はっきりとした実感も沸かず、この感情をきちんと納得いく文章で表現することができない気がして。 しかし、先日の告別式で花さんにお別れの挨拶をさせて頂いた中で様々なことを考えた結果、自分がこのようにコラムを書く機会を与えて頂いてるのであれば、光り輝く花さんのレスラー人生を少しでも世の中に広めていくべきだと考え、今回のコラムを書かせて頂くことにしました。 個人的に印象に残ったシーン、僕が特に好きな木村花選手の必殺技など、一旦気持ちを切り替えて紹介していければと思います!

木村花/華麗に、そしてダイナミックに咲き誇るファンキーガール

まず僕が印象に残っているのはデビュー間もない頃、憧れの大先輩アジャコング選手からプロレス界の厳しい洗礼を受けた試合。終始圧倒されながらも、アジャコング選手の愛の鞭を全身全霊で受け止める花選手のガッツは本当に素晴らしかった。フィニッシュの垂直落下式ブレーンバスターを放つ前にアジャコング選手が叫んだ名言「よく頑張った!プロレス界にようこそ!」からは本当に溢れんばかりの愛が伝わってきましたね。 アジャ 「プロレスするの嫌になったか?」 花 「違う。」 アジャ 「まだまだ続けていくか?」 花 「はい。」 試合後のこのやり取りを見たときは心底感動し、木村花選手のことをこれからずっと応援していこうと決めたのを覚えています。 デビュー以降、お母さんの木村響子さんは娘の壁となり、その壁を崩すべく全力で母親超えを目指していた花選手。 母・響子選手の引退試合で、最後に感謝や労いの言葉を贈ると見せかけて喧嘩を売る花選手。すごく衝撃的で、でもすごく花選手らしくて。ファンとしてとても嬉しかったのを覚えています。 「えっと、ひと言わせてください・・・クソババア。これで辞めるつもりですか?私、やり足りないんですよ全然。」 この後急遽親子シングルマッチが行われて花さんが見事勝利を飾ったのですが、響子さんも全力の愛で受け止めていた様子が、見ていてとても感動しました。 その後、僕が久しぶりに花選手を見たのは、スターダムのリング。響子さんも活躍していたユニット「大江戸隊」でもの凄い存在感を確立していました。本当に美しく妖艶で華やかで、それでもって力強くて。久々に見た花選手は、確実にスター選手そのものでした。 この華やかなコスチュームに黒髪、黒い口紅もすごく似合っていて。後に結成するユニット「TOKYO CYBER SQUAD」のスタイルもそうですが、本当に素晴らしいファッションセンスと存在感でいつも試合前の入場からファンを魅了してくれました。
大江戸隊を離れ、新ユニット「TOKYO CYBER SQUAD(以下、TCS)」を結成してからは、更にカリスマとしての存在感が爆発。独特の世界観でファンを魅了し続けたわけですが、僕の周囲でも、全然プロレスを見ようとしなかった友人達が、男女問わず花選手やTCSをきっかけに後楽園ホールへ足を運び出す事例が頻発しました。 特に僕が衝撃を受けたのが象徴的とも言えるガスマスクの使い方。ガスマスクってこんなに可愛いアクセサリーになるものかと、一瞬目を疑いました。普段会社などで「女性に身につけてほしいアイテム」の話題になり、みんながニット帽とかアラレちゃん眼鏡(呼び方合ってるのだろうか…)などと言っている中、僕は常に迷わず「ガスマスクッ!」と答えて花さんの画像を見せていました。 大江戸隊期間と同様、TCSでの功績を上げ始めるとキリがないですが、個人的に大好きだったのがタッグリーグで実現したDEATH山さん。との名タッグ。花さんもDEATH山さん。仕様のメイクをして、もの凄いパフォーマンスで会場を沸かせてくれました。コーナーに控えている時もDEATH山さん。ムーブに余念がなく、最高に盛り上げてくれましたね。DEATH山さん。の「デース!デース!DEATH山デース!」のムーブが長すぎていつもカウンター攻撃を食らうくだり、大好きです(笑)。 あとは、やはりジュリア選手との因縁勃発が話題性抜群でワクワクさせてくれましたね。試合前から会見やバックヤードで壮絶な喧嘩を繰り広げ、試合も両者一歩も引かずに時間切れで決着が着かないほど、凄まじい意地と意地のぶつかり合いを見せてくれました。
それではここで、数ある木村花選手の得意技の中から、特に僕が好きな技をいくつかご紹介したいと思います。花選手の技はどれもダイナミックで美しいので、選ぶのにすごく迷いました…。

①ドロップキック

プロレス技としてはオーソドックスな技ですが、花選手のドロップキックは両手を大きく振り回しながら正面から放つので、すごくダイナミックでパワフル。 

②ビックブーツ

母・響子さん譲りのビックブーツ。感情をむき出しにして一気にスピードをつけて放つことが多く、破壊力・切れ味共に抜群。

③ハイドレンジア

木村花選手の象徴ともいえるグラウンド卍固め。美しいフォームながらも絞り方が容赦無く、僕なら2秒で肩はずれると思います(笑)。

④パッケージドライバー

その名の通り、相手の手足をしっかりとホールドした状態で放つパイルドライバー。手足の自由が効かない状態でもろに頭から落ちるので、これは本当に強烈!
以上、木村花さんについて全て語ろうとするととても1回のコラムじゃ語り尽くせないので、今回は僕が印象に残っているシーンを中心に紹介させて頂きました。花さんの輝かしい功績の数々は、必ず語り継いでいきたいと思います。正直、今はまだ試合の映像を見返していると辛い気持ちになることもありますが、YouTubeチャンネルスターダムワールドにはオンオフに限らず沢山の木村花選手の動画がありますので、これからずっと、何度も何度も何度も何度も見返していきたいと思っています。そして、やっぱり今は悲しいけど、心よりご冥福をお祈りいたします。 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。

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大変な今だからこそ応援したい。明るく・楽しく・美味しいプロレス系飲食店 Vol.1

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2020年、年明け早々から猛威をふるい始めた新型コロナウイルス。もう自粛生活が長すぎて、春物の服をほぼ着ることなく夏物を着る季節になってきた人も多いはず。各プロレス団体・プロレスラーにとっても、そしてファンにとっても辛い期間が続いています。 緊急事態宣言が解除されたものの、まだ油断できない状況の今。こんな状況だからこそぜひ応援したい、プロレス系飲食店(呼び方にセンスが無くてすいません…)を何回かに分けて紹介していきたいと思います。

①鍋家 黒潮(足立区竹の塚)

まず紹介したいのは、足立区竹の塚にある「鍋家 黒潮」。そう、お店の名前からお気付きの方も多いと思いますが、我らのカリスマ黒潮イケメン二郎選手のご実家のお店なのです。竹の塚駅を出ると、イケメン選手の入場曲でもある福山雅治さんの「HELLO」を聴きながら、「(イーケーメン!イーケーメン!)」と心の中でイケメンコールをしながらお店へ向かいます。お店に入ると、これまた息子さんに負けないくらいカリスマオーラ抜群のイケメンお父様が迎えてくれます。 店内には、イケメンさんのグッズなどファンにはすごく嬉しい貴重なプロレスグッズが、ものすごく普通に並んでいました(笑)。 乾杯したら、気になるお鍋の前にまずは一品料理や刺し盛り等を頂きます。どれも新鮮且つ驚くほどボリューム満点で、食欲もお酒も止まらなくなる逸品ばかり。美味しいお酒とおつまみを頂きながら、お父さんからイケメンさんにまつわる貴重なお話を色々と伺っていると、いよいよメインのお鍋が登場! いや、ボリューム!取り急ぎ、いやボリューム!!この日は3名で伺っていたのですが、まずはこの量に驚きました(笑)。しかしこれが美味しすぎて、最終的に軽く取り合いになるほどペロリと完食してしまうことに…。しっかりとした出汁に、男性には嬉しい盛り沢山のお肉。そして野菜やキノコ類とも実に相性が良いスープで、本当に栄養抜群で美味しい食事を楽しめるんです。 美味しいお料理と、美味しいお酒と、最高に面白いお父さんのトークと。楽しすぎて終電を忘れてしまうくらいあっという間の時間になると思いますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。(誠に恐縮ながら、イケメンさんのジャケット着用でお父さんと記念撮影させて頂きました。)

INFORMATION

鍋家 黒潮

03-3897-0801 東京都足立区西竹の塚1-14-16 紺屋ビル1F OPEN 18:00-23:30(L.O.23:00) 定休日:不定休 詳細はこちら

②うまい肉と麺の店 ヨネ家(大田区池上)

次に紹介させて頂くのは、池上駅近くにある「うまい肉と麺の店 ヨネ家」。こちらは店名からもお分かりの通り、プロレスリング・ノアのモハメド・ヨネ選手のお店になります。入口から入って正面のカウンター席では、ヨネさんの素敵なブロンズ像が出迎えてくれますよ。 ヨネ家さんの名物は何と言っても幻霜ポーク。柔らかくてすごく甘みがあるポークで、これが本当に絶品なんです。幻霜ポークだけでも「幻霜筋カレー」「幻霜ポーク焼き」「幻霜トントロ焼き」「幻霜ポークの唐揚げ」など、沢山のメニューがあるので色々な楽しみ方ができますし、僕もヨネ家さんに行くと最初に必ず注文します。ガッツリとした料理のはずなのに、その美味しさのせいで食べれば食べるほどもっと食べたくなる魔法のようなメニューです。完全に食欲が界王拳10倍くらいになったので、ガッツリ他のメニューも頼んでみました。 絶妙なガーリックバターソースがたまらない「にんにくバスターハラミ」と「エビフライ」を注文。どちらもボリューム満点で美味しくで、やっぱりついつい食べすぎてしまいます。ある程度お腹も満たされたところで、おつまみに生ハムと梅きゅうを注文。 もちろんどちらも美味しかったのですが、特に驚いたのがこの生ハム。黒毛和牛の生ハムらしいのですが、ご覧の通り普通の生ハムと違ってとても肉厚且つとても濃厚な味で、まさに絶品でした。他にもたくさんの美味しいメニューがありますし、時々レスラーの1日店長イベントもされていますので、行く度にいろんな楽しみがありますね。運が良かったらヨネ選手ご本人にもお会いできるかも・・・!?

INFORMATION

うまい肉と麺の店 ヨネ家

03-3751-3050 東京都大田区池上3-35-7 OPEN 11:00~14:00(L.O.13:45)、17:00~22:00(フードL.O.21:30、ドリンクL.O.21:45) 定休日:水曜 詳細はこちら

③ジャイアント馬場バル(港区新橋)

今回最後に紹介させて頂くのは、港区新橋駅すぐ近くにある「ジャイアント馬場バル」。まず僕のお勧めポイントがお店の入口なのですが、この設置してあるテレビが絶妙に昭和のプロレス街頭中継を再現してくれています。僕はその時代をリアルタイムで生きていないので、やっと実物を見ることができたような没入感がありました。 店内に入ると等身大の馬場さんが出迎えてくれて、店内には馬場さん思い出の写真やガウン、ベルトのレプリカなどが展示されています。プロレスを見ながら食事ができるのも本当に嬉しいですね。ということでワクワクしながら席について、まずは生ビールで乾杯。 このシューズ型のグラスが、馬場さんのリングシューズを連想させてくれます。乾杯が済んだら、早速名物料理の「16文巨大ハンバーグ」と「元子式コンソメビーフシチュー」を注文。 馬場さんのお店ならではの特大ハンバーグは本当にインパクト抜群。まずは16文の迫力に圧倒されながら、ジューシーで美味しいハンバーグに舌鼓を打ちます。ソースも自分の好みで色々なソースを選べるので、充実した味変も魅力的。ビーフシチューには「元子式」と名前が付いていますが、その名の通りジャイアント馬場さんの奥様元子さんのレシピを再現されていて、通常のビーフシチューのようにデミグラスソースを使わずにコンソメと白だしで作られているそうです。さっぱりしながらもしっかりと味が染み込んだ絶品シチューで、みんなでぺろりと平らげてしまいました。お店のメニューは基本的に馬場さんが好きだった料理や、馬場家で元子さんが作られていた料理で構成されているのですが、その他のメニューも注文してみました。 やってきたのは「馬場さんの好きなものサラダ中華風味」と「骨付きチキンの唐揚げ」。「馬場さんが好きなもの」なんて書かれたら、ファンは注文せずにはいられないですよね(笑)。トマト、アボガド、豆腐、松の実が入った馬場家特製サラダなのですが、シチューと共に食べるのが馬場家の定番だったとか。栄養バランスも素晴らしい上に、どちらも食べ応え抜群で美味しかったです。馬場さんの思い出に囲まれて、馬場さんの試合映像を見ながら、馬場さんが好きだった料理を頂く。ファンとしてはこの上ない至福の時間でした。 ちなみに、馬場バルさんでは嬉しいオリジナルグッズも購入が可能ですので、ぜひグッズ売り場もチェックしてみてくださいね。

INFORMATION

ジャイアント馬場バル

050-2019-5257 東京都港区新橋2丁目9−17 第二常盤ビル B1F 月〜金】OPEN 11:30〜15:00 (LO 14:30)、17:00~23:00 (フードLO.22:00 ドリンクLO.22:30) 【土・祝】 OPEN 12:00~22:00 (フード.LO.21:00 / ドリンク.LO.21:30) ※日曜日は完全予約制 定休日:年中無休 詳細はこちら
今回は「鍋家 黒潮」「うまい肉と麺の店 ヨネ家」「ジャイアント馬場バル」の3店舗をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。できればシリーズ化してプロレスファンが集えるお店を色々と紹介していければと思っております。まだまだ世の中的に油断できない状況が続きますが、プロレスファンが楽しく美味しくプロレスを語れる場所は、これからもずっと応援していきたいですね。 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。

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ジ・アンダーテイカー / 地獄の墓堀人、降臨。

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みちくさボンバイエ
最近しみじみと考えるのですが、僕がプロレスに夢中になり始めた少年の頃に第一線で活躍していたスター達が、ちょうど次々と引退していく年代になってきています。当たり前のことなんですが、やはり熱狂した思い出を考えると寂しくはなりますね。そして先日、また新たなレジェンドの引退が報じられました。そのスターこそ、今回のコラムで紹介させて頂くジ・アンダーテイカー。アメリカのWWEが開催する世界最大のプロレス興行<レッスルマニア>に36回中27回も出場している実績は、それほど彼が最前線でWWEを引っ張ってくれていたことを物語っています。 今回のコラムは、アンダーテイカーをご存知の方はしっかりとその歴史と思い出に浸って頂き、初めて見る方はその驚異的な暗黒の世界観を体験して頂ければと思います。

引退を表明したジ・アンダーテイカーの魅力

よくプロレスラーの登場を、キャラクターが突出していると「入場」以外の独特の言葉で表現されることがありますよね。有名なところで言うと、グレート・ムタの「見参」なんかがそれにあたると思います。 みちくさボンバイエ このアンダーテイカーというスターは、まさに「降臨」という呼び方がふさわしい唯一無二の存在。「地獄の墓堀人」と呼ばれる通り、本当に地獄から来たとしか思えないような世界観を幾度も創り出してくれました。 入場演出も実に多種多様で、何かが起こる緊張感とその予想の100倍は驚かせてくれる展開に、僕はプロレス少年だった頃はもちろん、大人になってからもいつも度肝を抜かれました。もの凄い入場が多すぎてなかなかピックアップに困りますが...... みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ 墓石に雷が落ちて地面の中から手が出てきて現れたり、地獄の住人達の中からゆっくりと現れたり、 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ リングに置かれたコスチューム雷が落ちるとテイカーが出現したり、はたまたリングの下から現れて相手を引きずりこんだり。 (そろそろ「驚異的」のレベルの違いを察し始めて頂けたでしょうか......) みちくさボンバイエ 落雷で燃える棺桶から蘇ったこともありました。 テイカーの降臨時はいつも会場が真っ暗になって「ゴーーーン、ゴーーーン」という鐘の音が鳴るのですが、その鐘の音が鳴り響いた瞬間に相手選手はこれから自分に降りかかる恐怖を悟り、最強のスーパースター達もこの絶望の表情に。
みちくさボンバイエ
恐怖におののくランディ・オートン
みちくさボンバイエ
映画界でも活躍するジョン・シナもこの表情......
しかも登場してハットを取った瞬間、この真っ白な瞳で睨みをきかせてくるんですよ。怖い! 怖すぎる!! 僕が相手なら絶対にこの後戦いたくない(笑) みちくさボンバイエ ここで、テイカーのベストシーンを選出した動画がありますので、そちらをご覧頂きたいと思います。僕のイチオシは、テイカーの手から放出された雷がリングに落ちてリングが崩壊した2006年のこのシーン。 みちくさボンバイエ

The Undertaker’s 20 greatest moments - WWE Top 10 Special Edition

やっぱり何度見てもゾクゾクワクワクさせてくれますね。1998年に十字架を模したテイカーマークに相手を磔(はりつけ)にしたのもすごかったし、この動画の中には無かったですが、スーパーヒーローのハルク・ホーガンバイクで引きずり回したのも衝撃的でした。 みちくさボンバイエ こんな度肝を抜かれる演出に目が行きがちなんですが、テイカーはプロレス技術も本当に素晴らしく、数々の名勝負を量産してくれています。まず注目すべきはその恵まれた体格と身体能力。身長はおよそ210cm、体重も140kgほどあるにも関わらず、トップロープの上を歩いて高い所からチョップを振り下ろしたり(技名:オールドスクール)、助走をつけてノータッチでそのまま場外にダイブしちゃったり。その巨体から想像がつかないようなスピードと技術を魅せてくれます。 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ そして、テイカーの長身から繰り出されるので、高く持ち上げた投げ技はどれも非常に破壊力抜群。2階から落ちたくらいの衝撃はありそうですね。 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ
みちくさボンバイエ
(上からショルダースルー、ラストライド、チョークスラム)
また、相手の体をしっかりとホールドして自身の体重をしっかりと乗せるツームストン・パイルドライバーは、本当に文句なしの重たい一撃。すごい衝撃と共にリングに突き刺さります。 みちくさボンバイエ 関節技に関しても、その長い手足を活かした必殺技「ヘルズゲート」はスネを相手の喉元に押し付けた状態で手足を絡めて動けなくし、一気に締め上げていく恐ろしい技。これを決められた相手が吐血することもしばしばありましたみちくさボンバイエ テイカーは試合中のムーブでもファンを魅了してくれます。僕が高校生の時によく友達を巻き込んで真似をしていたのが、相手の腕を折りたたんで舌を出す独特のフォール。これが決まってテイカーが試合に勝つと、会場中のファン達が一気に熱狂して喜びます。 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ そして今思い返せば僕はあの頃、テイカーやホーク・ウォリアーなど、舌を出すレスラーの真似ばかりやってた気がします(笑)。 みちくさボンバイエ あとは、ダウンしたと見せかけてムクッと起き上がるこのムーブ。仕留めたと思ったテイカーにこの起き上がり方をされると、相手は驚くと同時に呆然として戦意を喪失してしまいますよね。まさに不死身のテイカーならではだと思います。このムーブは最近の僕の生活習慣にも影響を与えています(笑)。 みちくさボンバイエ 色々と紹介してきましたが、最後に今年の<レッスルマニア>で行われたAJスタイルズとの歴史的名勝負をダイジェストでご覧頂きたいと思います。試合前からAJの墓石まで作っていたテイカーに挑発のスケールの違いを見せつけられましたが、コロナの影響もあり配信のみで行われた当日の試合も、見ているみんなが「え? ハリウッド映画ですか?」と思ってしまうほど、すごい演出クオリティーと試合内容でした。 みちくさボンバイエ

Recapping WrestleMania’s Boneyard Match: Undertaker: The Last Ride

いかがでしたでしょうか。御歳55歳とは思えない、素晴らしい試合内容でしたね。AJが生き埋めにされてしまった衝撃の光景は一気に話題となり、チャーハンにまでしてしまった素敵なツイートも見つけました(笑)。 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ これだけ偉大なスーパースターの引退はやはり寂しいですが、なんてったって不死身のアンダーテイカーですから。引退してからも、また時々地獄から舞い戻ってファンの前に姿を現してほしいですね。 今までの感謝を込めて。 “Rest In Peace. #ThankYouTaker” 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 みちくさボンバイエ

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黒潮“イケメン”二郎とジャイアント馬場バルで飲み会 / イベントレポート

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みちくさボンバイエ
先日新橋のジャイアント馬場バルにて<黒潮“イケメン”二郎とジャイアント馬場バルで飲み会>というイベントが開催され、僕もゲスト枠で参加させて頂きました。

黒潮“イケメン”二郎とジャイアント馬場バルで飲み会 - リアルとオンラインのバトルロイヤル -

みちくさボンバイエ 現地でも食事をしながらトークイベントを楽しめるし、オンライン参加枠でも自宅からイベント視聴や抽選会に参加できたりと、これからの新しいイベント形式を体験させて頂いた気がします。 ユリオカ超特Qさんや元井美貴さんらの豪華ゲストの中、開催前から気になるのが謎のゲスト「Mr.X」の存在。「あの人しかいないでしょ!」「シルエットでバレバレ!」など、様々な憶測が全く飛び交うことなく騒ついていましたね(笑)。 みちくさボンバイエ イベントが始まり、リモートでゲスト参加のユリオカ超特Qさんが登場。まずは後ろに貼ってある、藤波辰爾夫妻の結婚前の旅行写真という、激レアすぎるポスターのご紹介で会場を沸かせてくれました。そしていよいよ今日のメインゲスト、黒潮イケメン二郎選手の入場です。イケメン選手の入場といえば、福山雅治さんの“HELLO”で入場し、なかなかリングインしそうでしないままフルコーラス分の時間をかけて会場を盛り上げてくれる入場が名物ですが、今回は......? みちくさボンバイエ 福山雅治さんの“HELLO”が流れたと思ったら、まずはオンライン配信画面でサプライズの自撮り登場! 会場のボルテージも一気に上がって大イケメンコールが起きる中、イケメン選手が会場に登場しました。そして、ついに謎のゲスト「Mr.X」が入場。その正体は...... みちくさボンバイエ そう! その場にいるほぼ全員が予想していた通り、イケメン選手と仲良しで有名な立花誠吾選手でした(笑)。最近ロヂャースという近所のスーパーで買った開閉式サングラスのアップを自撮りで披露してくれた後、入口の等身大馬場さんともパシャリ。大爆笑の渦の中入場してくれました。 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ 「自分で言うのもなんだけど、こんなに驚きの無い『X』いねぇよ!」と、挨拶の第一声目から拍手喝采。 イケメン選手と立花選手の仲の良さは、日々のSNSやイケメンさんのYouTubeチャンネル「イケメンチューブ」でもご覧になれますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

#3 アットホームハリケーン 予兆編#1

みちくさボンバイエ この後トークイベントが幕を開けたわけですが、イケメン選手のちゃんとオンライン参加者の方を意識したポージングサービスもさりげなく挟みつつ、全てのトピックスに対して話が盛り上がりすぎて、全く時間が足りませんでした(笑)。 やはり仲良し2人のトークは面白いですね。もう、控室でも本当に親友みたいで常に仲の良さが滲み出ていたんです。イベントで話した内容をここで全てご紹介できないのが残念ですが、すごくプライベートな暴露話も頻発してファンにはたまらないトーク内容でした。 イケメンさんが「イケメン」というリングネームになった由来の話や、人生初デートの時に会話に困って「俺、1日5食食べるんだよね!」って苦し紛れの嘘をついた話、立花さんがイケメンさんの罠にかかってあの武藤敬司を本気で怒らせてしまった話、ユリQさんの息子さんが最近プロレスにハマって寝言で「次の挑戦者、藤田ミノル」って言っていた話など、面白かったお話を挙げ始めるとキリがないので、またイケメンさんがアメリカに渡航される前にぜひ次回開催してほしいですね。いや、もうこの流れで、アメリカに行った後も可能であればオンライントークイベントを開催してほしいです! みちくさボンバイエ イベント後半では、皆さんからの質問コーナーや、お2人の色々なグッズや私物が当たる抽選会も実施。オンライン参加の方が当選された時は会場でも大きな拍手が起きたりして、リモートでもしっかりと臨場感が味わえるイベントでした。 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ 同じ団体所属ではなくなり、お互いそれぞれの道を歩み始めたお2人だからこそ、これから時々インタビューやトークイベントの場でそれぞれの近況を伺っていきたいですね。帰り際、イケメンさんが「次回もぜひ、立花は『Mr.X』で」とおっしゃってました(笑)。 あと最後に、ぜひこれは皆さんにお伝えしなければと思ったのが、元井美貴さんの素晴らしいプロ意識と女子力。グッズではなくオリジナルの向日葵柄のシャツにスイカのピアスを身に付けて「元井流イケメンスタイル」を見事に確立されていたのが、やっぱりすごいなと感心しました。 また同じメンバーでトークイベントを開催できると嬉しいです。 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。 みちくさボンバイエ

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大変な今だからこそ応援したい。明るく・楽しく・美味しいプロレス系飲食店 Vol.2

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みちくさボンバイエ
前回大変好評を頂いたこの飲食店紹介シリーズ、おかげさまで早速第2弾を公開させて頂くことになりました。 前回の記事はこちらから。 まだまだ新型コロナウイルスの猛威が続いて油断できない状況ですが、プロレスファンがルールを守りながらも楽しく集える飲食店を今回も紹介していければと思います。 それでは、早速今回も3店舗の紹介をスタートします!

①唐揚専門 東京 丸武商店(葛飾区綾瀬)

みちくさボンバイエ 今回最初に紹介させて頂くのは綾瀬駅から徒歩7分のところにある丸武商店さん。言わずと知れた新日本プロレスのBUSHI選手がオーナーを務める唐揚げ専門店ですね。名古屋で大人気の「名古屋 丸与商店」の姉妹店として営業されています。僕もよく通わせて頂いているのですが、プロレスファンにとってはもはや「聖地」の1つですよね。この日もロスインゴグッズを身につけたお客さんで行列ができていました。レジ横や店内にはBUSHI選手のグッズやいろんなレスラーのサインが貼ってあるのもテンション上がります! 僕は普段マスクをかぶらせて頂いてますが、BUSHIさんのマスクはどれも本当にかっこいいので憧れの存在。 みちくさボンバイエ 注文をしようとしてまず驚くのは、そのメニューの多さ。唐揚げだけで10種類以上ある上に、サイドメニューやお弁当、丼物など、何度も通いたくなるほど沢山のメニューが揃っています。 僕がこの日注文したのは定番のオーソドックスな唐揚げに、コンポタ、味カレー、コンソメ、のりしお味。全メニュー美味しいので今日も絞りきれず、いつものことなんですが予定より多く購入しました(笑)。 会社の後輩達へのお土産も兼ねて購入したのですが、店内のキッチンの様子を見ていると食欲が無限に湧いてきて、会社に戻るまで必死に我慢……。会社までの約1時間、かなりのメンタルトレーニングになったはず!(笑) みちくさボンバイエ 丸武商店さんの唐揚げはなんと言っても衣がサクサク! サクサク!! いやほんとにサクサク!! なんで僕がこんなに「サクサク」を繰り返すのか、食べてみたらすぐお分かり頂けると思います。 元々唐揚げの衣はサクサク派の僕なんですが、素晴らしい食感でひと口食べると一気に幸せを感じます。そしてどの味も本当に美味しい! 会社の後輩達もすごく喜んでくれて、みんなで軽く取り合いになった後にあっという間に無くなりました。(僕も食べたかった……泣) みちくさボンバイエ ぜひメニューを全種類コンプリートしたいし、たくさん通って自分のお気に入りの組み合わせも発見したいですね。僕の自宅は少し離れた場所にあるのですが、それでも時々どうしても食べたくなって買いに行きますし、近所にあったら間違いなく頻繁に通いつめていると思います。 次行った時は、ドラマ『99.9 -刑事専門弁護士-』で榮倉奈々さんが食べていた黒からあげを注文したいです! 「レンジdeからあげセット」などの全国配送もありますので(現在は注文殺到につき受付を終了。次回は8月上旬頃受付開始予定)、遠方の方もぜひ要チェックです! En serioマジで。

INFORMATION

唐揚専門 東京 丸武商店

東京都葛飾区小菅4-21-9 OPEN 11:00〜20:00(日祝は19:30まで) 定休日:不定休 03-3838-2402 詳細はこちら

②香港屋台G-1(渋谷区神宮前)

みちくさボンバイエ 次に紹介させて頂くのは、外苑前駅か表参道駅から徒歩5分ほどのところにあって、僕もよく通わせて頂いている香港屋台G-1さん。実際にレスラーのお客さんも多く、本当に絶品の中華を食べさせてくれるお店です。 みちくさボンバイエ オーナー兼シェフの清水さんは大のプロレスファンで、日本の団体はもちろん毎年アメリカまでWWE観戦に行くほどの熱烈ぶり。1人でご飯を食べに行ってもプロレス話に花が咲くって、すごく嬉しいですよね。店内には本間朋晃選手のガウンやロスインゴのジャケットなどが展示され、あとトイレに展示されたグッズが最高すぎて何度もトイレに行きたくなります(笑)。実際に海外で清水さん自ら買ってこられたグッズが多数だそうです。 みちくさボンバイエ 料理は本場の香港料理でどれも本当に絶品なのですが、品数も豊富で、出てきた瞬間食欲倍増するメニューばかり。 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ この時は4人で行ったのですが、注文した写真の料理は、よだれ鶏、自家製チャーシュー、海老の岩塩炒め、小籠包、餃子、自家製腸詰とパクチーの胡麻塩和え等々。あぁ……ここに写真を載せながら一気にお腹空いてきました……まさに自爆飯テロ……。楽しくて美味しすぎてお酒が進みすぎて、G-1さんに行くといつも勝手に酔っ払ってしまいます(笑)。 みちくさボンバイエ そして、G-1さんの名物料理がこちらの「バンパイアチキン」。これが本当に絶品中の絶品なんです。事前に仕込んでおいた丸一羽の鶏肉を揚げてカットして、周りに散りばめられた魔法の粉をかけるのですが、この独自に配合された企業秘密のスパイス「魔法の粉」が中毒性抜群!! 僕は最初にこれを食べた時、ひと口食べてこの味の虜になってしまいました。長州さんの口癖をお借りすると「食ってみな、飛ぶぞ」。 大勢で行っても良し、1人で行ってカウンター席でイケメンで優しくて甘いボイスのシェフとプロレス話に花を咲かせるも良し。先日新日本プロレスの大会が発表された明治神宮野球場のすぐ近くですし、ぜひ本格香港中華を堪能しに足を運んでみてくださいね。

SHOP INFORMATION

香港屋台 G-1

東京都渋谷区神宮前3-1-21 坂本ビル1階 OPEN 12:00~14:00、18:00~23:00 定休日:土曜、日曜 03-6804-6726 詳細はこちら

③MUSIC&DINING Delimu(デリム:南砂)

みちくさボンバイエ 今回3軒目に紹介させて頂くのは、スターダム林下詩美選手のお父さま「ビッグダディ」が店長を務めるお店Delimu(デリム)さん。南砂町駅から歩いてお店に向かうと、素敵なダディの看板が迎えてくれます。 みちくさボンバイエ 店内はカウンター席、テーブル席の他にライブスペースもあり、とてもお洒落で素敵な空間です。 お腹をすかせてメニューを開いた僕がまず驚いたのは、全てのフードメニューが200円か400円という衝撃の価格設定!! これからフードメニューを紹介していきますが、どのメニューも美味しくてボリュームもあって、正直2倍の金額でも納得のごちそうばかりでした。さすが、太っ腹すぎてその男気に感動するレベルです……(涙)。 みちくさボンバイエ まずはお酒と一緒にタコの唐揚げや卵焼き(味噌)など、何品かおつまみメニューを注文。 みちくさボンバイエ 美味しい……本当に美味しい……先ほど衝撃を受けた価格から想像がつかないほど美味しい。 清志さんがSNSやニュース記事でも「料理上手」として紹介されていたのは知っていましたが、まさかここまでクオリティーが高いとは…...。注文してから手際良くスピーディーに作って提供してくれる様子にも、完全に脱帽でした。 紹介されていた記事はこちらから。 完全に胃袋が次の美味しさを欲し始めたので、食欲全開でがっつりめのメニューを注文。 みちくさボンバイエ みちくさボンバイエ うまーーーーーーーーーっい!! と思わず叫びたくなるほど美味しい親子丼と、Delimuさんの名物で「女泣かせのオムライス」と呼ばれるダディ特製のオムライスを頂き、こちらもしっかりとしたボリュームながらもぺろりと平らげてしまいました。感激して再度メニューを見ていると気になることが……。 みちくさボンバイエなんか作って!」というメニューを発見! これは未知の冒険かもしれないけど、今までのクオリティを考えるとかなり期待できますね。ほぼ迷うことなく注文して、出てきたこの日の「なんか」の正体はこちら。 みちくさボンバイエスズキの味噌和え」! 新鮮なお刺身に味噌がすごく合って美味しい。心まで温かくなる料理を食べながら、ダディから勉強になるお話や面白いお話もたくさん聞けて、とても幸せな気分で帰路につくことができました。 ぜひ皆さんも最高の料理とトークを楽しみに足を運んでみてくださいね。 帰り際、ありがたいことに林下親子のツープラトン記念写真を撮らせて頂きました(笑)。 みちくさボンバイエ

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MUSIC&DINING Delimu(デリム)

東京都江東区南砂5丁目14−6 OPEN 17:00~翌4:00(17:00〜19:00はハッピーアワー) 定休日:不定休 03-3644-3333 詳細はこちら
今回は、「唐揚専門 東京 丸武商店」「香港屋台G-1」「MUSIC&DINING Delimu」の3店舗を紹介させて頂きました。まだまだ紹介したいお店は沢山ありますので、今後もシリーズとして続けていければと思います。繰り返しになりますが、引き続きルールをしっかりと守りながらプロレスファンにとって大切な場所をみんなで応援していきましょう。 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。

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ボンバイエインタビューVol.25/紫雷イオ

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みちくさボンバイエ
紫雷イオ選手がWWEに入団してから約2年、先日ついにイオさんが王座戴冠という心底嬉しいニュースが日本に舞い込んできました。やっぱり応援している日本人スーパースターがチャンピオンになるというのは、ファンとしてとても嬉しいですね。今回は、今週末に開催される「NXTテイクオーバーXXX」で王座防衛戦を控えた、我らがNXT女子王者紫雷イオ選手にリモートインタビューをさせて頂きましたので、そちらの内容をご紹介したいと思います。

Interview:紫雷イオ

━━6月から2ヶ月経ちましたが、まずはNXT女子王座の戴冠おめでとうございます。WWEに入って、色々な壁を乗り越えてやっと王座を戴冠したときの心境を改めて聞かせてください。 とにかく感無量でしたね。日本では沢山のタイトルを何度も巻いて防衛してきて、正直、日本でテッペン獲った感と言うか(笑)。自分の中で納得がいく成長を遂げられたのでWWEへの挑戦という形を選択しましたが、WWE入団からタイトル獲るまでの2年という期間は長かったといえば長かったですし、たぶん見ている皆さんの方が長く感じたかもしれませんね。 でも、2年間という期間をかけた分、そのおかげでファンの方にもお祝いの言葉を本当に沢山頂けたし、WWEの関係者も私がタイトルを獲ったことを祝福してくれて。コーチとかスタッフとか他のブランドのスーパースターもツイートだったり直接だったりでメッセージをくれたし、他の団体の選手からもお祝いのメッセージをもらえました。本当に沢山の人から「おめでとう」と言ってもらえたのは、やっぱりそれくらいの苦労を積み重ねて時間を費やして2年間ひたむきに頑張ってきたからこそ、こうやって祝福してもらえるんだなって思いましたね。簡単に獲れてしまっていたら、周囲の反応もまた違っていたと思うので。 ━━日本にいたときは、常に何かしらのタイトルを持っていましたもんね(笑)。 そうですね。ベルトが体の1部みたいになってました(笑)。 WWEではそもそもベルトを獲れるか獲れないかも分からないですし、WWEの中でもベルトを獲らずに団体から去ったりプロレスを辞めてしまう人の方が圧倒的に多いですから。そういう意味でも、やはりファンの方にはベルト戴冠までの期間が長く感じたと思いますね。
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━━昨年から特にNXTがすごい盛り上がりを見せていると思いますが、実際にNXT所属として内部にいて感じることは何かありますか? そもそもNXTはWWEネットワーク内の配信チャンネルの1部でしかなかったのが、一般家庭でもテレビ付けたら映る存在になったので、それがかなり大きな差じゃないですかね。「好きな人しか見ないもの」から「誰もが簡単に見られるもの」に変わったので。街中で気づかれて声かけらえる回数も増えたし......。 ━━やっぱり声をかけられる機会は増えましたか? 増えましたね。「私のこと知ってるんだ〜」と思いながら(笑)。アメリカはプロレスファンがライトな感じでそこら中にいるなって、日本との違いに気が付きました。今は新日本さんもすごく人気があって「プ女子」の方もいるので、日本でもプロレスがずっとポピュラーになったと思うんですけど、5年くらい前までは「プオタ」みたいな言葉が当たり前に使われてて、「プロレス好き=オタクやマニア」みたいな印象もあったと思うんです。でもアメリカだと野球とかバスケくらいの感覚で「プロレス見るよ」と言ってるし、WWEが長年テレビでやってきたエンタメのプログラムとして定着しているように感じますね。 このまえ眼科に行ったんですけど、病院の人に「私WWEのあの人のファンだったの。WWEで働いているなんてすご〜い!」とか「この頃見てたよ!」って言われたり、飼っている猫の病院に行っても「来てくれてありがとう。」って言われたり。本当にポピュラーというか、自分が思っている以上にWWEってすごいんだなって思いました(笑)。 ━━さらにアメリカの方がけっこうフレンドリーな人が多いのもあって、声かけられることも多いんですかね。 それは絶対ありますね。日本では気付いても声かけないことが多いと思うんですけど。でも私、そもそも日本だとあまり気付かれること少ないんですけどね。一時帰国で日本に帰ったときに、日本で電車に乗っていたら外国人の方に「イオ・シライ!」って声かけられたことはありましたね。 ━━今は髪型も多少目立ちますよね(笑)。髪型もそうですが、最近は入場曲も雰囲気も一新して入場の存在感が圧倒的に増した気がしますが、自分の中の意識も意図的に変えたりしましたか? これはもう本当に「変身」ですよね。全てを変えました。変わってからちょうど1年くらい経つのかな......。変わって割と経つは経つんですけど。それまでのイメージをガラッと一新させたかったんで、髪の色からコスチュームからメイクから全部変えて、試合スタイルも良い部分は残しつつある程度変えていきました。 WWEはこれだけ選手数も多いし、みんな華があってキャラクターが個性的で。自分が日本のスタイルのままNXTに来たときに、私全然インパクト無いなっていうことに気付かされて......。 ━━ご自身で意識が変わったタイミングがあったんですね。 そうですね。あと、とにかく求められているスキルが日本と全然違って。日本だと重要視されるのは、試合スタイルがナンバーワンじゃないですか。勝率や実力主義というか。まあ女子に関してはコスチュームの華やかさや顔の良さ、スタイルの良さみたいな「見た目の良さ」も大事ですけど、特に男子に関しては日本だと試合スタイルが1番重要視されると思うんですよ。でも、WWEはどれだけ試合スタイルが素晴らしくて良い試合をしても、それだけではダメで。見た目やマイクパフォーマンスとか、キャラクター・個性とかも、もう全部が求められているんだと気付かされました。 それまでは、キャラクターや個性っていうものをあまり意識したことが無かったので。あと、良くも悪くも日本には年功序列という文化がありますが、WWEにはそういったものは全く存在しないので、本当に結果主義の生き残りなんです。もちろん自分よりキャリアがある人に対してリスペクトはありますけど、やっぱりそこは実力主義なので。自分の存在感とか、見た目でぱっと分かって人を惹きつけるものを出したいなと思って、ずっと試行錯誤してきましたね。
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━━コスチュームのデザインなんかも自分で考えられたんですか? 正直、最初からこうなろうというのは決まってなかったんですけど、コスチューム屋さんと何度も相談してデザインが出てきた時に、じゃあ髪型はこういう色にしようとか、メイクはこうしようとか。1個車輪が転がったら全部が上手いこと転がっていって、今の自分のスタイルが出来上がったみたいな感じです。お化粧も、コスチュームにこのラメが入っているからこの色のアイシャドウにしようとか。まあでもお化粧も日本とは全く違うので。 ━━日本にいた頃よりだいぶ華やかに印象変わりましたもんね。 そうですね。あとWWEにはメイクさんがいるので、映画とかドラマの舞台裏みたいな感じで椅子に座ってメイクさんにやってもらうんですけど。日本にいた時の化粧でやるとスッピンで出てると思われるくらい違うんです。ライトの当たり方もすごく強いから、日本スタイルの化粧だと全部光で飛んじゃって見えないとか。だから、今まで通りじゃ通用しなかったんですよ。今のスタイルになってそれがWWEユニバース(※1)に好評だったので、支持がすごく上がって良かったなって思います(笑)。

※1:WWEのファンの総称

━━なかなか遠征もできない日々が続いていますが、そちらのコロナ禍での日常生活、トレーニング等はいかがですか? あまり外部のジムには行かないようになりましたね。今住んでいるマンションの中にプールやジムがあるので、そのジムに毎日通うようにしてて。エニタイムとか外部ジムのメンバーシップは持ってるんですけど、やっぱりフロリダは感染者数が多いのでまずは筋力維持よりもコロナにかからないというナチュラルなコンディション維持の方が大事かなと。少なくとも自分の手元にタイトルがあるうちは、何が何でもリスクは避けたいですね。 ━━いよいよNXTテイクオーバーでの王座戦が今週末に迫りましたが、強敵リア・リプリーを破って挑戦権を獲得したダコタへの印象は何かありますか?
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ダコタはNXTに入ってからはそんなに対戦経験はないんですけど、彼女は日本でスターダムに参戦していた経験もあるし。長年知ってる相手ではあるのと、どんな選手で何をするのかっていうのは対戦してなくてもここ近年見てますし、けっこう手の内は分かっているつもりです。そういった意味では個人的な思い入れがある選手なので、挑戦者として楽しみではあるんですけど。ただ彼女は今ラケルという......。でかめの女を連れてて(笑)。ラケルはとにかくでかくて、ほんっとにねえ(笑)。 私、元々日本でも体格は大きくないですけど、アメリカに来てとにかく実感したのが自分の体格の小ささで。カイリとか私は、こっちでは本当に小さいんです。人種の違いで筋力・パワーの差もあるし体格の差もあるので、ダコタがラケルっていう飛び道具というか、もはやバズーカ的な存在を手に入れてね。 ━━バズーカって絶妙な表現ですね(笑)。 ほんと、実際に見たら分かります。こいつはバズーカだなっていう(笑)。

Dakota Kai and Raquel González explain their alliance: WWE NXT, May 13, 2020

ダコタもね、「あの手この手ラケル」でタイトル取りにくると思うんですけど(笑)。そこはスマートに対応したいですね。でも、言うてもこのタイトルを獲った時もシャーロット・フレアーとリア・リプリーという、それこそ体格おばけ2人と戦った上でタイトルを獲ってるので、そこは冷静に自分も「Genius of the sky」として上手く華麗にかわしてタイトルを守ります。 ━━先日、前哨戦的な感じでタッグでダコタと戦いましたが、今までのダコタと比べて何か違いって感じましたか? ダコタも私と同様にスタイルを変えてきているので。それこそバズーカを手に入れたのもスタイルを変えてからですし、ラケルという存在だけじゃない何か隠した武器をまだ持ってるかもしれないし。今の彼女のスタイルになったのも最近で、そこに関しては勝負をかけていると思うので、タイトルを死にものぐるいで狙ってくると思います。しっかりと油断せずにいきたいですね。
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━━それでは最後に、日本のファンへのメッセージをひと言頂けますか? 今はなかなか皆さんも思うように外に出れなかったり、生活が一転した中で大変な思いをされていると思うので、テイクオーバーを見て、私の勝利と共にスカッとしてください(笑)。 ━━スカッと(笑)。ありがとうございます。日本への凱旋も楽しみにしています。 本当にそうですね。ベルトを持って早く凱旋したいです! みちくさボンバイエ
以上、紫雷イオ選手へのインタビューでした! WWEに入団してから沢山の苦悩の中でしっかりと意識改革して、2年間ひたむきに頑張ってきたイオさんの努力がとても伝わってきて、イオさんが持つベルトの印象がより大きなものに変わった気がしました。ぜひこのまま王座を防衛し続けて、NXT女子王座のベルトを紫雷イオ色に輝かせてほしいですね。日本からみんなで一緒に応援していきましょう! 次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。

EVENT INFORMATION

NXTテイクオーバーXXX

2020.08.22(土)※日本時間は2020.08.23(日)の午前中 詳細はこちら

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ボンバイエインタビューVol.26/天龍源一郎

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天龍源一郎

昭和、平成、令和。それぞれの時代にそれぞれのプロレス歴史がありますが、プロレスを語る上で絶対に避けては通れない偉大すぎる2人がいます。その2人こそ、ジャイアント馬場とアントニオ猪木。2人はそれぞれ数々の伝説を残しつつも、その伝説はしっかりと後世のレスラーに継承されていると思います。

ご存知の方も多いかと思いますが、ジャイアント馬場、アントニオ猪木の両名からフォールを奪った日本人はただ1人、それが天龍源一郎さんなんです。天龍さんは僕にとって子供の頃からレジェンド中のレジェンドなのでご挨拶する際はとても緊張しましたが、最初にインタビュー内容の説明をさせて頂いたときに「それ、俺じゃなくて長州じゃダメなの?」と言われて笑ってしまい、その後はとても和やかなムードでお話をお伺いすることができました(笑)。

今回のインタビューはそんな天龍さんに、「ジャイアント馬場」「アントニオ猪木」について色々とお話を伺いましたのでここで紹介したいと思います。それではいってみましょう!

Interview:天龍源一郎

──最初に、馬場さん猪木さんと初めてお会いされた時の第一印象をお伺いしたいと思います。まずは馬場さんと初めて会われた時の印象はいかがでしたか?

天龍源一郎

もう40年以上前になるけど、俺が相撲やってるときに馬場さんと会おうってなってキャピトル東急に行った時、馬場さんがたまたま先に到着されたんですよね。その後、俺がタクシーで降りると馬場さんがパッと振り向いて。なぜか知らないけど、俺の顔を見てニコッと笑ったんだよね。だから「いい人だなあ」っていうのが第一印象。

──第一印象は厳しい人というより、優しい笑顔の人だったんですね。

そうだね。助手席から馬場さんが見えて、到着してすぐに降りた時の馬場さんの笑顔を見たら「いい人だな」って思いましたね。確かに背丈があるので大きいとは思いましたけど、それよりもニコッと笑われたことの方が印象的でした。

──それでは、猪木さんの第一印象はいかがでしたか?

猪木さんはね、初めて会ったときはやっぱり「全日本プロレスからフリーになった天龍」という意味で、構えてはいないけどちょっと取っ付きづらいという印象はありましたよ。まあ、社風の違いだと思うけどね。敵対してるとかではなく、猪木さん独特の「ある程度の実績を積んでるやつしか俺は受け入れない」という、そういう考えを持ってるんじゃないかと思いますよ。

──なるほど、しばらく様子を見て認めるか認めないか判断するという。

そういうことだと思います。

──実際に闘ってみての感想をお聞きしたいのですが、まずは馬場さんとの試合の印象や思い出はありますでしょうか?

その前に、馬場さんは社長業と選手業って2つやってるでしょ。猪木さんもそうなんだけど。 馬場さんはやっぱり、社長業の時は厳しかったね。厳しい経営者で、俺たち社員がその厳しさを目の当たりにしているから、試合の時でも臆す部分はありましたよ。そういった部分に加えて、皆さん分かると思うけど身体の尺が違うからね。ロックアップする時の角度で、いつもと力の入り具合が違うのは印象的でしたよ。プロレスは身体が大きい方が圧倒的に有利だし、闘っている間も身体の大きさというのは感じましたね。

天龍源一郎

──猪木さんと対戦された時はどういう印象でしたか?

猪木さんと闘う前は、テクニックはさておき同じくらいの身体の大きさで俺もしっかりやってたから、馬場さんと違ってある程度はいけるんじゃないかっていう思い込みはありましたよ。でも、テクニックとかいろんな意味では翻弄されましたね。

やっぱり猪木さんはカール・ゴッチとかいろんな海外のテクニシャン達と試合をやってるから、日本人のレスラーとはちょっと違うと思いました。ヨーロッパ系のテクニックで攻めてくるプロレスといった感じでしたよ。

逆に馬場さんは「プロレスはエンターテインメントだ」っていうのを自分の中で確立していたと思います。その裏には「俺は巨人軍の元ピッチャーで、プロレスに来てやったんだよ」という気持ちが少しはあったと思うよ。

──天龍さんは本当に何度もお2人と試合をされていますが、特に印象に残っている試合ってありますか?

馬場さんは......そうですね。最初は臆すところはありましたけど、そのうち馬場さんが俺たちの代まで下りてきて。要するに、馬場さんの場合は「来てるお客さんみんなを満足させないといけない」っていうコンセプトをあの人は持ってるから、常にリングの上で「もっと来い」とか「攻めてこい」という言葉を発しながら、「遠慮することないぞ」って言われながらやってたのを覚えてます。こっちが遠慮してるのが分かると「来い来い来い」って言ってくれたりとか、自分がバシッとチョップして気合いを入れたりとか。馬場さんはそんな人でしたよ。

本当に馬場さんは「リングの外にいるお客が第一」という考えの人でしたね。

──そんな馬場さんと比べると、猪木さんの場合は何か違いがありましたか?

天龍源一郎

俺が新日本プロレスに1番最初に行ったときは山本小鉄さんとか星野勘太郎さんがいたし、アントニオ猪木との試合は隙があったら決めて、やっつければ良いというのがもうみんなに浸透していましたね。試合中は一瞬も気を緩められないという、そんな闘いでした。だから、チンタラした試合をやってると猪木さんが来て、試合をしてる選手を竹刀でしばいたっていうような話はいっぱいありますよ。

──裏でも猪木さんはそんな感じだったんですか?

やっぱり厳しかったですよ。馬場さんはその頃ぼた餅食ってたけどね(笑)。

天龍源一郎

──天龍さんといえば、日本人で唯一馬場さんと猪木さんの両方からフォールを奪ったことをよく言われると思うんですが、それに関して思うことってありますか?

いやあ、迷惑なことこの上ないよ(笑)。

──えええーーーっ! な、なんでですか?

俺が馬場さんと猪木さんに勝った時点で辞めてたらたぶん伝説になってたと思うけど。その後でターザン後藤とか大仁田厚とか、まあくだらないやつと闘ったから、自分で自分の顔に泥を塗った感じだよね(笑)。

──いやいや、そんなこと全然無いです!

馬場さん猪木さんという目標を超えた時にスパッと辞めたらかっこ良かったんだろうけどね。 その時は生きることに必死だったからそんな事は考えなかったけど、今振り返ると、あの時が人生で1番の転換点だったかな。

──それでは最後の質問になりますが、最近またプロレスファンが増えてきて盛り上がっていますが、新しいプロレスファンに伝えたい、天龍さんが思われる「プロレスの魅力」とはどんなものでしょうか?

プロレスの魅力ですか......プロレスの魅力は、技の攻防とかありますけど......まあ極端に言えば、自分の好きなレスラーが好きな技をやってリングの上で勝ってくれたら万々歳でしょう(笑)。瞬間的に勝負がつくこともありますからね。

そういう意味ではしっかりリングを注視してないと見逃すことはあるかと思いますけど。

──もう瞬きをせずにしっかり見ててほしいと。

うん、でも最近思うのはね、観客がグッと前のめりになって見るような試合が減ったなっていうのは思いますね。お客さんが10分〜20分背もたれに寄りかかって、試合終わったら拍手してというのが増えましたよ。

天龍源一郎

──確かに、昔みたいに叫んだり体で感情を表現することができなくなっているという理由もあるかもしれませんが、昔は天龍さんがラリアットを決めたら興奮して拳を突き上げる人も沢山いましたもんね。

全日本で四天王が活躍していた時も、武道館で地団駄が会場中に響いたり、興奮して叫んだり、時には興奮しすぎたお客同士が喧嘩したり......まあ良い悪いは別にしてね、ありましたよね。 だから、それくらいレスラーの皆が自分を追い込んで自己主張していたということを、もっと今の選手は考えてほしい......って長州力が言ってたよ。

──あっ、最後はまさかの長州さんからのメッセージでしたか(笑)。

天龍源一郎

俺の発言にするとまた文句言われるから(笑)。

──レスラーはもっと自己主張して、ファンはもっとのめり込んでくれたら更に面白くなるということですかね。

レスラーはよく、レスラーっていう職業をやってるのにある程度の所で自分に納得しちゃってるんだよね。だからもっと高みを目指して、プライドを持って、何言ってんだよという気持ちで「プロレス」っていうものをやっていってほしいと思うよ。1つ間違えたらアウトだし、皆さんが思う程そんなに高級取ってるわけでもないし、自分の身体というものを代償に糧を得ているわけだからね。そこのプライドだけは一生忘れないでほしいと思います。

以上が天龍源一郎さんのインタビューとなりますが、我々の想像を絶するような努力と覚悟で時代を切り開いてきた天龍さんだからこそ、ひと言ひと言にすごく説得力や強い信念を感じました。馬場さんと猪木さんに関するお話も、すごく貴重なお話が聞けて本当に感無量でした!

そして皆さま、だいぶ昔になりますが、馬場さんと猪木さんがタッグを組んでいたのはご存知でしょうか。「Baba」「Inoki」それぞれの頭文字を取って「BI砲」と呼ばれ、当時猛威を振るった最強タッグですが、1970年代にタッグを解消されてしまいそのまま再結成が実現する事は無くなってしまいました。

しかし、実は今回「グッズでBI砲を復活させよう!」というコンセプトのもと、プロレスファンにはお馴染みの坂井永年先生のイラストでBI砲Tシャツが発売されることになったそうです。西日本エリアのイオンで「みんなのプロレスマーケット」としてイベント販売されるそうで、BI砲Tシャツ以外にもプロレス関連Tシャツ50点以上販売、リングシューズやチャンピオンベルトのレプリカ展示販売、昭和のプロレス興行ポスターの展示が行われますので、ぜひ皆さん足を運んでみてくださいね。

天龍源一郎

次回のみちくさボンバイエもお楽しみに、それでは。

天龍源一郎

EVENT INFORMATION

「みんなのプロレスマーケット」

3月4日~8日:イオンモール各務原  3月10日~14日:イオンモール茨木 3月19日~23日:イオンモール高の原 3月26日~28日:イオンモール綾川 3月31日~4月6日:イオンモール久御山 詳細はこちら

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